週間日記 4

4月20日
久しぶりに父が入院していた病院へ書類を受け取りに行った。待ち合い席に座っていたら急に、“父はもう病院にはいない”という現実が押し寄せてきて心が重くなった。

4月21日
雨だからなのかとにかく調子がよくない。

4月22日
仕事しなければ、と焦っている。

4月23日
ひとりで新幹線に乗れるかが心配。人との距離がまだ苦痛なので、絶対に往復どちらも 2人席にしなければいけない。
2人席でも隣には誰かが座るんだけど3人よりはいいかなと考えることにした。

4月24日
仏壇が届いた。四十九日はもう少し先だけど、位牌とともに事前に揃えておくようお寺さんから言われていたので、間に合って安心した。
驚いたのは白木の位牌から黒い位牌に魂を移すことはめでたいことらしく、赤飯や紅白餅をお供えするとのこと。家族にとっては何もめでたくはないのに不思議だな。

4月25日
今までのキャリアを活かせる仕事が見つかったが、乗り換えがある電車通勤になる。
まだ病気が寛解していないのにどうかなと妹に相談したけど、予想通りの回答だった。わたしは何に引っかかって近場の仕事に行きたがらないのか。

4月26日
買いたいものがあってスーパー２店舗をはしごしたんだけど、行く先々で園児の団体散歩に出会った。天気がよかったからかな。