週間日記 2

4月6日
母が仏壇を見に行きたいというので、付き添いで仏壇仏具店へ。
この先を考えて立派なものを買ってもあとを引き継ぐ人がいないので、小さめを希望していた。
店の奥に1点限りの札がある仏壇が目に入ったので聞いたところ、一箇所だけ塗装にムラがある訳あり品だそうで、よく見ても全く分からなかったが2割引になるとのことだった。
ただどうしても“訳あり品”の言葉にひっかかって、別の少し大きめの仏壇にしたらどうかと思っていたら
「実は本日ちょうど同じ仏壇できれいな塗装のものが入荷しているので、同じ2割引にします」と。
ほかにも宗派に必要な仏具も揃えていただき、親切丁寧にしてもらったと母はとても感謝していた。
「ちょうどきれいな仏壇が入荷しているなんて、お父さんが呼んでくれたんかな。この仏壇でいいよって。」と
母が帰り道にボソッとつぶやいたのが心に残っている。

4月7日
スマホに着信があり、勢いで電話に出たらお寺さんだった。
四十九日の法要の日程調整の連絡だったので日時を確認し、問題なかったので電話を終えた。
本当はこちらから伝えることもあったのに早く終わりたくて切ってしまった。
数時間後また別の番号で着信があったが出ることができなかった。留守番電話には葬儀会社からで別件の日程調整のお願いが入っていた。
コールセンターに15年以上勤めていたはずなのに、うつ病になってから電話の受発信が苦手になってしまった。同じ職種で復帰することは難しいかもしれない。

4月8日
喪服を持っていなかったので通夜、告別式は葬儀社でレンタルしたものを着ていた。これから四十九日法要、百箇日、初盆、1周忌と思ったより必要となりそうなので買うことにはしたが値段がとてつもなく高い。
今日は満を持して“しまむら”へ行くと、まさかの礼服コーナーがあり喪服も売られていた。知らなかった、そしてありがたかった。

4月9日
今朝、夢に父が出てきた。厳密にいうと父の声だけだったが。
色々会話をしたが、祭壇にガリガリ君(好きだったので)を供えたことがあり、それに対して「食べられんことはないけど、歯がちょっと悪くて食べにくい」
というような話をしていたのだけは起きても覚えているので、今後は他のアイスにするべきかと思っている。

4月10日
毎日なにかしらの手続きや書類への記入をしている。今日はせっかく出向いたのに委任状や追加の書類が必要だという案内だけで帰ることになったものもある。

4月11日
体を動かすのがしんどくて辛い日だった。何かするのに些細なことでも力をふり絞らないといけないくらいだった。
でも周りには理解してもらえないのでちょっとした用事やお使いを頼まれる。
今日も頑張って生きた偉いわたし。

4月12日
今日は刺激的な一日だった。気分転換になるかと思い、妹の推し活に便乗し少し遠出。
癒しにもなったし、普段と違うことをして生きていることを実感できた。
インプットしたので後日かならずアウトプットしたい。




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