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グリーンカーテンと遮光ネット

実用

以前これで

突っ張り棒と農業用遮光ネットを利用した、安価で手軽でネジも釘も使わない、取り外し自由な遮光手段を紹介したが、今年はちょとグリーンカーテンもやってみている。
利用した植物はアサガオ。

アサガオは何年も種を採っては庭の隅っこで咲かせて楽しんでいたのだが
窓の所に咲かせるのは義母の意向もあって遠慮していた。
それでもいつかは窓の所に咲かせたいと
昨年は壁の部分にネットを張ったらたくさん咲いてくれて

カーテンとしてはちょと…

義母が毎朝「今日はいくつ咲いた」と楽しみにして(布石)
「もう、なんでもすきにしていいよ~」と言うので
今年は小規模ながら窓の所に窓ガラス一枚分の
幅60㎝高さ3mほどの透明ネットを取り付けてみた。
アサガオの品種も色々調べて
野アサガオというすさまじい繁り方をするというものもあったが
無難な線で、よくツルが伸びるという垣根アサガオを2種、蒔いてみた。
今まで栽培していたのは大輪咲のアサガオで、今どき園芸コーナーで売っているのは大体こういった花を楽しむためのタイプである。
この大輪咲きだと、画像の通り「カーテン」としては力不足だと判断した。
さてそこで
垣根アサガオだが、確かにツルは大輪咲のより伸びがいいかも?いいのか?
花はようやく一輪咲いたところで、花も葉もまだこれからだろう。
というワケで
実はこれがグリーンカーテンの短所の1つなのである。
今はもう7月の末で、暑い所ではすでに暑い。
要するに
間に合わない!
夏の暑さがツラいのは7月と8月なのだが
アサガオのカーテンは8月ごろからようやく効果を表し始めるのでは。
7月に「カーテン」になっているようにするなら
今現在が種を蒔いてから2か月なので、さらに1か月早く
4月に入ったところで室内で鉢に蒔いて発芽させておく必要があるが
5月に外に出しても低温が続くこともあって
なかなか思うようにはいかないだろう。
今年は雹だって降ったし。
要するに
自然を利用するということは
自然に左右されて予定通りにはいかないのが当たり前ということだ。
グリーンカーテンは自然で素敵 ♪
イヤ・だけど、自然は人の都合なぞ忖度しないからな!
私は植物を植えたり世話をしたりが好きなので色々やってみるが
環境のためには遮光ネットじゃなくて
どうしてもグリーンカーテンじゃなきゃ!
と、園芸になじみのない人が無理をするのは無理があるのではないか。
そして
アサガオよりも遮光効果を大きくしたいなら葉が大きくて日陰が多くなる植物を、例えばヘチマ、ゴーヤ、ササゲなどを利用すればいいのだが、そうすると葉が大きい分茎も太くなるし実の重さもかかるしかさばる分風も強く受けるので、支柱やネットの取り付けはアサガオよりも頑丈にする必要があるだろうし、ツルや茎を思ったところに巻き付かせるように誘導してやる必要はあると思う。
最後に、夏が終わったら
プランターもネットも繁ったツルも片付けないとイケナイし。
で、プランターは中身を出して根っこを取り捨てて土を崩して日に当てて、と
草花をいじるのが楽しみな人でも一仕事だから
普段草花をいじり慣れていない人だと、結構負担になるのではないか。

そして実際の所
グリーンカーテンを設置できるような建物だったら
ネットや支柱を取り付けられるワケだから
遮光ネットだって取り付けられるのだ。
遮光するだけなら
成長を待たなくていい
付けたときから遮光できる
世話も要らない
遮光ネットでいいのではないか。
グリーンカーテンはあくまでも楽しみということで。

垣根アサガオの1番花

ええ、楽しいですよ ♪

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