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蛇の目

「じゃのめ」という言葉を聞くと
ああ、あの丸い模様ね、と思い浮かぶが
文字にすると、とたんにナニやら禍々しい雰囲気が。
あの単純にしてすっきりと洗練された丸い意匠の意味が
「へびの目」だった、なんて気が付かなかった方もいるのでは。
さてそこで
ホントに蛇の目はあのカタチなのかというと
アオダイショウなどの画像を検索していただくと
なるほど、丸いお目々をしているのがわかる。
そういえば、シン・ゴジラを見たとき
ゴジラの目はオオサンショウウオぽいなあと思ったのだった。
ところがこれが
マムシだと
瞳が細い縦長で、見るからに蛇悪、いや、邪悪な雰囲気なのだ。
瞳が縦長の生き物というと一番身近なのがご存じ、猫で
猫が化けるとか、昔の西洋で悪魔の使いにされてしまったのは
ひとえにこの縦長の瞳と
夜行性で音を立てない歩き方のせいじゃなかろうか。
あ、ちょと蛇に似ている。
それでは逆に、瞳が横長の生き物は、というと
ヤギやヒツジ、カエルがこれで
横長の瞳だと、なんだかどこを見ているのかわからない感じが。
こちらを狙っている気がしないので、何だか安心してしまう。
だがしかし
特にヤギは、それも雄ヤギは縄張り意識が激烈なのでうっかり近づくと
容赦なく突進してきて頭突きを喰らわせてくるので要注意だ。
目を見りゃワカルなんて、大ウソだから気を付けるように。
そういえば
カエルの中には瞳が縦長のアカメアマガエルというのもいて
このカエルは、瞳が縦長なのにもかかわらず
カワイイ♪と女性に人気なのだとか。
そうか、縦でも横でもカワイイは正義♪なのか。

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