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以上以下未満と以外以内と

言語

「未満」という言葉に初めて出会ったのは小学校の算数の時間だった。
「以上」と「以下」はよく耳にしていたが
「未満」は漢字がちょと難しかったのと、知らなかった言葉だったので
わかるまでちょと大変だった覚えがある。
で、習ってから思ったのが
「○○以上」は○○を含めて、それより上で
「○○以下」は○○を含めて、それより下で
「○○未満」は○○を含めないで、それより下
だけどさー
○○を含めないでそれより上という言い方、無いよねー?と。
例えば
割り切れる数だったら
10より上だけど10は入らなくてそれ以上、だったら
「11以上」と言えるけど
10.1だろうと10.01だろうと10.000001だろうと
とにかく10から一歩も出ちゃダメ!絶対!!
ということだったら
「10は含まない10以上」みたいになって一言では表せなくて
それがどうにももどかしかったのだ。
このことはその後大人になってからもたまに思い出していたが
先日、とーとつに頭に浮かんだのが
「以外」・「以内」という言葉だった。
この「以外」「以内」という言葉は
この線を含めてあっち側かこっち側かなので
ある範囲をはっきりと示す言葉だ。
それだったら
「10より上の10以外」でどや!
って
やっぱりすっきり言えないか。
そして
最近ネットで見かけたのが
「それ以上でもそれ以下でもない(まさにそれそのもの)」
という言い方は矛盾している!というもの。
いや、確かに!
それ以上でもそれ以下でもなかったら、何にも無いよねえ。
これだったら
「それ以外の何物でもない」
と言えて、これならいいか、と思う。
仕事上・生活上
範囲が正確でないと困る・危険なことは少なくない。
サッカーでもボールが線の上に2㎜乗っていたからセーフ!!
ってなったよねえ。

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