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見る・まねぶ

勉強
子育ての風景

自分が子どものころ、学校は45人学級だったと思う。

今ほど豊かじゃなかったから
ボールでも実験器具でも、一人に一つずつは「あたらなかった」。
それではどうしていたかというと
グループになって、誰かが何かをやるのを他の子たちが見ている。
そして、順番に使う。

息子達が学校に行くようになって驚いたのが
なんでも一人に一つずつ「あたる」こと。
子ども達は自分の道具を好きに使うことができていた。

しかし
どの子も自分の手元を見るばかりで、他の人のやり方を見ない。

そういう授業を見ていて、これはマズイのではないかと思った。

グループで一つのモノを順に使うと
いやでも使っていない人は使っている人を見ることになる。
見ながらあれこれ言ったり、手伝ったり(じゃましたり)。
自分以外の人のやりかたを何人分か見ていると
同じことをやるにも、うまいのもまずいのも色々見ることができて
結構いい勉強になっていた、と思う。

学ぶは「まねぶ」だという。
まず、人のやることをよく見ることから
「まねぶ」が始まると思う。

教えてもらう → 見る → 教えてもらう → やる → 見る → やる

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