見出し画像

朝顔昼顔夕顔夜顔

言語
勉強

朝顔みたいに「顔」の字が付く花を調べて見ると
朝顔と昼顔と夕顔それに夜顔 ♪ があった。
うーむ、夜顔は知らなかったな。

朝顔 アサガオ
ヒルガオ科サツマイモ属
ツル性の一年草
※宿根草の熱帯アサガオは多年生
原産地は熱帯アジアやヒマラヤ山麓
奈良時代に薬草として中国から渡来したが観賞用となったのは江戸時代から

昼顔 ヒルガオ
ヒルガオ科ヒルガオ属
ツル性の多年草
花は朝もしくは昼に開花し、夕方には閉じる
原産地は日本、アジア太平洋諸島、ヨーロッパ
近縁種にハマヒルガオ、コヒルガオ等

夕顔 ユウガオ
ウリ科ユウガオ属
ツル性の一年草
夕方花を咲かせて翌日の午前中にしぼむ
実からかんぴょうができる
あ、これは「ウリ科」であったか!
そういやそうだ、あんな大きな実になるんだから。

夜顔 ヨルガオ
ヒルガオ科サツマイモ属
ツル性の一年草
原産地は熱帯アメリカで現地では多年草
花は夜だけ咲く
はああ、画像じゃなくて実際に見てみたいものでござる。

で、ナンでみんな名前に「顔」が付くかというと
これは、ただの「顔」ではなく
「美しい顔」なのですな。
万葉集に
高円の 野辺の容花 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも 大伴家持
という歌があって
ここの「容花(かおばな)」は「美しい花」で
ヒルガオのこととするのが通説だそう。
「容(かお)」は「姿かたち」のこと。
後に一般的な「顔」の字が使われるようになった。
というワケで
朝に咲く美しい花が「朝顔」なのだが
万葉集にある朝貌(あさがお)は現在の桔梗あるいは木槿(ムクゲ)だと言われる。
朝顔が観賞用になったのが江戸時代なので
当時の “ あさがお ” は今の “ あさがお ” じゃないのですな。

ちなみに
朝顔も夜顔もサツマイモ属なのでサツマイモは?というと
サツマイモ
ヒルガオ科サツマイモ属
アサガオに似た可愛い花が咲く ですってよ ♪
だがしかし!
サツマイモの花が咲くにはいろいろと条件があってナカナカ見られないのだと。
残念!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?