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朝には4本足昼には2本足夕べには3本足

幼児の頃には寝返りから走るまであれよあれよという間に覚えて
ポケモンの名前も恐竜の名前も乗り物の名前も山ほど覚えるのに
年を取ってくると、せっかく覚えたことも身に付けたことも抜け落ちて
昔の事ばかり思い出す、と嘆く声は多い。
ふと、こういう事ではないかと絵にしてみた。

まず、幼児期。
まだ小さな自分という「袋」に

次々と「歩く」や「話す」など基本的なモノが形作られる。

大人になるにつれ

幼児の頃に身に付けたモノの上に新たな知識や技術が次々に積み上げられて
自分という「袋」は最大まで膨らんでいく。

老齢になり、自分という「袋」が小さくしぼんできて

今まで身に付けたモノが新たに積み上げた順に外へとこぼれ落ちていって
幼児の頃に覚えた・身に付けたモノがかろうじて袋の底に残る。

こういうことではなかろうか。

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