見出し画像

朝顔につるべ取られてどうしたかの続き

画像は2022年7月、最初に咲いたアサガオ

そういえば高校の授業でこの句を習った時
「ねえ、この後どうなったの?」
と引っかかったのだった。
「井戸、使えないでしょ?」
ご存知の通りアサガオはどんどんツルを伸ばして
っていうか絡みついていくので
お千代さんは朝顔と認識した時から出来るだけ早いうちに外さないとイケなかったワケでそれに朝の忙しい時間帯にあわただしくツルを外そうとしたらツルが切れてしまうのではなかろうかと心配になってだから今はもらい水でやり過ごして改めてその日の内に優しくツルを外したのではなかろうか
(早口)。

日々の暮らしの中で気にも留めていなかった井戸端の草が朝顔だと気づいた

そういう句なのじゃないだろかと。
この句ははじめ「朝顔に」だったのを
後に「朝顔や」と詠み直しているということなので
最初の句は普通に説明している感じだったのを
井戸端に行って朝顔の花に目が行った
咲いて初めて朝顔だと気が付いた情景を表現したいということが
「朝顔や」に込められているのじゃあるまいか。
あ、それともしばらく家を空けていて帰ってきたら「あらー!」とか?
千代女さんに聞いてみたいなあ。
ネット上では詳しい状況が分からなかったので勝手に脳内劇場してみた。
ただ、私だったら双葉が出た時点でむむっと気づいて
こうなる前に「こっちね」とツルを井戸から遠ざけるようにするけどな。
ちなみに
ネット上でこの句を絵にしたものを3枚見つけたのだが
どれもアサガオのツルが何十センチも長く伸びて巻き付いているのですな。
しかもつるべに絡みついた状態でいくつも花を咲かせているのですな。
一体何日井戸を使わなかったの?
朝顔は一日でここまで伸びてきませんぜ
と、ナンだかモニョるのでござる。
お千代さん、ずっともらい水してたワケ?
ンなこたぁ無いよねえ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?