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高齢者の書類を整理した

終活についてのアンケートによると
親が子どものためにやるべきだと思っているのが
「家の整理」=「要らないものを捨てる」なのに対して
子が親にやってほしいことは
「書類の整理」=「必要な書類がどこにあるか分かるようにしておく」
だったそうで、いや、全くその通りなのよのう。
ゴミ屋敷と化した親の家の片付けが大変!
というのはテレビでもネットでも目にするが

ホントに大変なのは
大量のモノの中から必要な書類をサルベージすることなのだ。

「捨ててないよ!」「捨ててないんだけどねえ・・・」
だからさ
大量の紙の中から一枚一枚めくって探すワケですよ。(汗とホコリと涙)
ご丁寧に封筒に戻してある役所からの通知とかも
いちいちそれを開いて出すワケですよ。

さてそこでわが家では
夫の親と短くは無い同居生活を過ごすうち
おばあちゃんが役所から来た書類を探しては
「アレはどこいった、あれ、アレは?」
ということが増えてきた。
引き出しを見せてもらうと
家に届いた種々様々な書類が「封筒に戻したまま」積み重なって
それはまるで堆積岩の地層を見ているような。
というワケで
「はい、探しましょー♪」と
一緒になって「発掘作業」をした。
ここで肝心なのは
まず
作業を「一緒にやること」だ。
だって、それはおばあちゃんたちのモノだから。
そして
「やりますか?」などと同意を求めない事。
高齢者は生活の変化をイヤがるので
同意を求めても同意したくないから。
実はすでに2回、書類の整理を持ちかけては
「やり方変えたらわからなくなるから」と却下されていた。
(もう、わからなくなっとるやろがいっ!)
というワケで
ひとつひとつ封筒から出して中身を確認しているうちに
必要だった書類をようやく発見♪
そこで・3回目の
書類は封筒から出して・A4のファイルに入れて整理することを提案。
今回も「いやー、やり方変えたらわからなくなるー」と言われたが
余っていたファイルを持ってきて、発見した書類をまず入れて
スーパーの実演コーナーのおじさんのように
「はい、これ、おじいちゃんの年金」
「はい、これ、おかあさんの介護保険」
「はい、またおじいちゃんの年金だからここに一緒に」と
種類別に・人別に・まとめて
過去2年分までをどんどん入れていって
「ほら、こんなに見やすいですよ♪」とページを繰って見せると
「あら、ホントだー」
というワケで、本提案はめでたく採択♪
やっぱり、提案するだけじゃなくて・やって見せないとイケナイな。
ファイルのポケット10枚分程度で収まって
あとは雑紙の山となりにけり。

高齢者の書類というのは
年次によって・年齢によって制度が変わることがあるし
前年度の何月までの分を○○しました、というのがあるので
過去2年分くらいとっておいた方がいい。

で、ここから自分語り。
自分は長らくモノを整理できなかったが
試行錯誤の末、ファイルで整理する方法にたどり着いた。
なるべく分類はしないで
基本的に「時系列」でファイルのポケットに入れていく。
健康診断関係だけ別のファイルにして
あとは、ガスの点検も会費の受領書もお歳暮の注文も端から入れていく。
ウチの場合は普通の30ポケットのファイルで1年以上は持つ。
で、一杯になったら次のファイルに入れていく。
でそれがまた一杯になったら、一冊目のファイルの中身を見直して
もういらないモノを廃棄する。
今の所ファイルは3冊で間に合っているし
見返すときにとても楽で・わかりやすい。
以前は一生懸命に分類していたが、どうしても迷うモノがでてきて
どこに入れるか迷った書類は探すのが大変だった。
悩み悩んだ挙句に
細かく分類するのはやめて・時系列で整理することにしたのである。
ちなみにカード類はB6 のカード用ファイルに入れておいて
出かけるときに使うカードをお財布に入れていく。
見やすくて・楽 ♪


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