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【ジュエリーのアトリエを訪ねて】PLANT / PLANTさん(三軒茶屋)

いつの頃からか、つくり手の想いや息づかいが感じられるようなジュエリーに惹かれるようになりました。
百貨店のイベントやPOP-UPストアで出会えるような、並んでいるアイテムをつくりあげたデザイナーさんと直接お話ができて、込めた想いや技術のこと、石の裏話、などなど、お聞きすることでそのアイテムがより愛しくなるような、そんなブランドのジュエリーに、今、すごく興味があります。

今回、訪問するのはPLANT / PLANTさん。
”しょくぶつ(PLANT)と こうじょう(PLANT)”がブランド名の由来のよう。
デザイナーの浅岡さんがセレクトした天然石の個性を活かしたもの、植物の美しさをデザインに昇華させたものがあると思えば、一転してまさに「工場」感のある、直線的でソリッドな印象のもの、そして職人さんの精巧な技術から生まれる白磁素材のものまで。
ドラマを感じさせるジュエリーがたくさん揃っているのです。

数年前に松屋銀座のPOP-UPで見かけてからずっと注目していたのですが、この度、ちょっとした幸運に恵まれてリングをお願いすることに。

お願いするのはピンキーリング。
糸のように細いものはいくつかあるのですが、年を重ねるごとに、繊細なアイテムの繊細さが、美しさではなく目立たなさにつながってしまい。
これから年を重ねても弾んだ気分で身につけられる、少し存在感のあるリングを、と考えた時に、PLANT / PLANTさんの唐草のマリッジリングをピンキーでお願いできたら素敵だなあ、と思ったのでした。
しかも、アトリエに伺えばダイヤモンドをあしらったバージョンもお願いできるらしい。
そこに、ちょっとした幸運が到来。これは行くしかない!とアトリエ訪問の予約を取りました。

ショップを併設した三宿アトリエは、三軒茶屋駅から玉川通り沿いに歩いて15分ほど。
三宿の交差点に着いたら、駅を背にして右手に見える商業施設の敷地内にあります。

道に面してアンティークインテリアのショップがある商業施設。
左上に写る「SUNDAY」の看板の横を入ると…
すぐに、洒落た木造りの建物が現れます。
ここがPLANT / PLANTさんのアトリエ&ショップ。

アトリエ&ショップは、2022年5月現在、予約制。
事前に予約をお願いすれば、貸し切り状態でデザイナーの浅岡さんと打合せができます。
予約時に、ピンキーリングをオーダーしたいことと、「唐草のマリッジリング」と「Arabesque Diamond Ring」のどちらにするか迷っている、ことをメールでお伝えしていました。(ためつすがめつサイトを眺めていて、アラベスクのデザインにもすごく惹かれたのでした…)
そしてアトリエで浅岡さんのお話をお聞きしながら、唐草を嵌めたりアラベスクを嵌めたり、鏡を見ながらまた唐草を嵌めたりアラベスクを嵌めたり。

左が「唐草のマリッジリング」、右が「Arabesque Diamond Ring」。
唐草は一周ぐるりとモチーフがデザインされていて、
3石の小さなダイヤモンドがきらっと輝くアラベスクは半周弱がバーのデザインに。
唐草にダイヤモンドをあしらう、アラベスクの全周にモチーフをデザインする、
といったオーダーが可能です。
唐草は、マット仕上げの質感や、地金がプラチナのバージョンも。

大手ジュエリーブランドでデザイナーを務めたキャリアを持ち、イギリスで暮らしたご経験もある浅岡さんは、とても気さくで親しみやすい方。
豊富なご経験と幅広いデザインセンスをベースに、ふわっとしたこちらの要望を具体的なものへとまとめ、いろいろな提案をしてくれます。
合間に、ジュエリーやものづくりのお話で盛り上がり…気がつけば、あっという間の1時間。
そして、「アラベスクの地金をK18で、全周にモチーフをデザインしたバージョンに」とオーダーも決定!
仕上がりは2カ月ほど、とのこと。迎えに行くのが、今から楽しみです♪

PLANT / PLANTさんでは、ジュエリーオーダーにも力を入れています。
前向きなブランドがあまりない中、石の持ち込みも受けていらっしゃるご様子です。
浅岡さんの柔らかな発想から生み出される、PLANT / PLANTさんならではのデザインワークは本当に素敵!サイトを眺めていると、うっとりしているうちにどんどん時間が経っていきます。

ジュエリー好きの欲張りな気持ちを、存分に満たしてくれる出会いでした。
こんなブランドさんに、これからもたくさん出会えたらいいな♪

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