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コラム:セイウチの牙

鳥羽水族館のショーで、「アザラシの仲間で立派な牙が生えているのはセイウチだけ」と学んだ私。

鳥羽水族館のツララちゃん

これで水族館でのセイウチの見分け方は完璧、と思っていたところ、伊勢シーパラダイスで衝撃の展開。

伊勢シーパラダイスの牙の無いセイウチ

そこにいたのは、牙の生えていないセイウチ!!
「え、セイウチは牙が生えてるものなんじゃないの? 子どもの時は生えないとか? いやでもここのセイウチ(※伊勢シーパラでは牙のある子と無い子がいました)、大人と子どもと言うほど体格差ないぞ? あ、オスとメスの違いとか? いやでも普通、角とかあるのはオスだよな。鳥羽水族館のツララちゃんはメスだったはず……え?」とプチ混乱状態。
こういう時、飼育員さんに聞けたら良いのでしょうが、とっさに質問ができるだけのコミュ力がなかったので、ネットで調べてみました。

そもそもの前提として、セイウチはオスメス両方とも牙が生えているものだそうです。
生後1年半くらいから、外から牙が見えるようになるのだとか……。
じゃあ、あの牙の無いセイウチはなんだったのかというと、どうやら水族館のセイウチは子どもの頃に虫歯になったりして、抜歯してしまうことがあるみたいです。
鳥羽水族館の飼育員さんの日記に、「牙が無くても14年間元気に生きている」という記述があるので、一度抜いてしまった牙はもう生えてこないっぽいですかね?
人間の永久歯みたいなイメージ?(そもそも自然界に歯が何度も生え変わる生き物って、サメ以外にいないんでしょうか?)

結論。
水族館で牙のあるアザラシの仲間を見かけたら「あれはセイウチ」とドヤ顔で言っても良いけれど、牙が無いからといって「あれは絶対にセイウチではない」と言ってはいけません。

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