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11、2023年4月12日 すみだ水族館

★★☆
入館料 2,250円(福利厚生料金)

・再入館の可否不明。チケット裏面と水族館出口に「再入館を希望の方はスタッフまで」的な記載があったけど、公式サイトには見当たらず。
・東京スカイツリー(ソラマチ)に入っている。
・京都水族館と姉妹館?(両方オリックスが経営)
・「ペンギン相関図」を作成したり、「ぺんたごん」なるペンギンの個体識別システムを作ったり、ペンギン推し。

おそらくすみだ水族館の一番の人気者

予定外の東京訪問

今回は有休を取って、ハイイロアザラシを見るために横浜・八景島シーパラダイスに行くつもりだったのですが、どうも天気予報が思わしくなく。
ネットで調べた感じ、シーパラは屋外を歩く部分も多そうだったので、どうせ行くなら晴れの日が良いと思って中止にしました。
が、せっかく取った有休がもったいなかったので、室内メインの日帰りで行ける水族館はないだろうか、と検索した結果、すみだ水族館に行くこととなりました。
結果的にほとんど雨は降らず、シーパラ行けたんじゃないか、とは思いましたが、まぁゆとりのある日帰り旅行で当日券を買って新幹線に乗る練習にもなったので、良かったのではないかと。
なお、すみだ水族館はいっさい屋外に出ずに見れる水族館だったので、雨の日の選択肢としては完璧ではないかと思われます。

都会の狭い水族館

ソラマチの中にあるすみだ水族館は、そこに行きつくまでは若干迷いましたが、中に入ってしまえば絶対に迷うことはないような狭さ。
大まかに言うと、綺麗なアクアリウムのコーナー、クラゲコーナー、サンゴ礁系の水槽が並んでいるコーナー、小笠原の海の水槽、ペンギンコーナー、オットセイコーナー、金魚コーナーくらい。

素人でも美しく見える写真が撮れるアクアリウムと、クラゲのビッグシャーレ
絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオたんと、チンアナゴに紛れるホワイトスポテッドガーデンイール

実は今回のすみだ水族館、個人的には期待はずれでした。
というのも、私自身は一日中水族館で過ごすのが好きというか、趣味なのですが、ここに一日いるのはちょっとしんどい。
狭いからそこまで見る場所も無いし、じゃあ館内にはベンチもたくさんあることだし(平日と考えても、他の水族館と比べると圧倒的に空いてる)、ゆったりと時間を過ごせば良いじゃないかとも思うのですが、そうするにはもったいないと感じるほどの周辺施設。
せっかく東京まで来たし、ソラマチでもスカイツリーでも他に観光する場所はあるのだから、ここでぼんやりと座っているのはもったいない、とどうしても思ってしまうんです。(大阪人の悲しい性)

そう考えると、滞在時間に対して入館料が高すぎる。
三時間ほど(私の滞在時間)のために払うと考えたら、どうしたって東京値段なんですよね。
お土産でもなんでも、物価が高い!
すみだ水族館は私の思う水族館(一日遊べる施設)ではなく、スカイツリーなどと同じ観光施設の一つなんだと思いました。
でもこれは遠くから来た観光客にとっての話で、近所に住んでいる人、あるいは近くで働いている人にとっては非常に素晴らしい水族館だと思います。
年パスを買って、仕事帰りや休日に美しい水槽を眺めて、日々の疲れを癒す。
実際、公式サイトを見たら「公園みたいな水族館」と書いてあるんですよね。
すみだ水族館が生活圏内にある人は、全員年パスを買えばいい。
それが最適解だと思います。

視線という名の凶器

今回、印象的なことがあって、それはすみだ水族館の生物は私がじっと見つめると、そっと逃げていくということ。
水槽の前に立つだけで寄ってきてくれた、鳥羽水族館の生物たちとは大違い。(というか、あれは鳥羽水族館の方が異例だと思います)

こんなに無防備に寝ていたのに、私の視線を感じた途端に反対を向いたオットセイ

これは私の持論ですが、水槽の中にいる生物って人間の視線を感じていますね。
以前飼っていた金魚は、私が目の前にいてじっと見ているとエサを食べないのに、同じ場所にいても視線だけ逸らしたらエサを食べていました。
つまり、人間の目の動きを理解して、視線を嫌っているのではないかと。(体に目の模様があって、それが威嚇になっているっていう生物もいますよね?)
なので、私の熱視線に怯えた生物たちはそっと逃げていく……と思ったのですが、もしかしたらこれは、見られ慣れていないというのもあるのではないか?とふと思いました。

すみだ水族館の展示って、凄く美しいんです。
だから全体を景色として見る人が多くて、一匹一匹の生物をじっと見るお客さんが少なくて、それで見られ慣れていないんじゃないかと思ったりしたのですが……。
私自身、すみだ水族館は生き物を見るための施設というよりも、まるでイルミネーションを見に来てるようだな、と思ったりもしました。
だから、「こんなので、来た人は生き物について考えたり感じたりできるのか?」とか邪推したりしたのですが。
それはまったくの杞憂で、来ていた子供たちが「わ~、サメだぁ!」とか「(泳いでいる魚を見て)お尻プリプリしてる!」とかはしゃいでいるのを見て、やっぱり水族館だなぁ、と安心したのでした。(お前はどこから目線で水族館を見てるんだ、という感じですが;)

特に予告もなく、色んなコーナーで飼育員さんがエサやりを始めたりするのですが、その時はお客さんと気さくに話している姿も見られたりして。
生き物に対する愛と知識があって、あったかい水族館だな~、と感じられました。

今回のMVP

そんな漠然とした好感度の高いすみだ水族館のMVPは……

見事なカメラ目線のタンチョウ

金魚です!
いや東京まで見に行って一番良かったのが金魚?! と言われそうですが、結構大きくコーナーを取っていて、本当に良かったんです。
海の近くではない、街中の水族館だからこその展示だと思いましたし、「金魚は人間が手をかけて生きてきた種だから、人間が存続させていかなければ滅んでしまう云々(※うろ覚え)」という文面にグッときました。
元々金魚は結構好きだというのもありますが、大切にしてあげたいな、という気持ちになりました。

さて、次こそは横浜・八景島シーパラダイスに行けるのか。
他にもちょっと気になる水族館も出てきましたし、今回の件で金魚も気になる。
また次の予定を立てたいと思います!

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