オンラインコミュニティの友達へ、お土産を買いたい問題
先日の書いた記事に引き続き、オンラインとリアルの境界線を考え続けているこの頃。
夏休みに旅行に行った際、お土産でも買おうかとお店に入った時、オンラインコミュニティで交流している人のことが頭に浮かぶ。と同時に、お土産を買って渡せない問題が発生する。そもそも、。お土産を渡すどころか、まだ直接会ったこともない。
物理的な諸条件はさておき、お土産を買って郵送で送ればいいではないか、と考えたりもする。しかし、郵送で送るためには、住所を教えてもらわなければならない。メルカリのように、相手の住所を知らなくても発送できるサービスがあるだろうが、そこまでするかと思うと荷が重い。(荷物だけに)
オンラインでつながり、関係ができているとはいえ、住所を教えるのはハードルが高い。同じ職場であっても年賀状を送らないこのご時世(みなさんは送っていますか?)ですからね。
そもそも、お土産って、「あの人は喜ぶだろうか」と相手のことを想い、実物をその場で買って、直接渡すイメージです。(非合理的でありますが、ワタクシは、やはり手渡しはより一層、気持ちが伝わると信じている派です)そう考えたら、オンラインだけで交流している人にお土産を渡すのは不可能です。
さらに考えてみれば、お土産を渡す必要性はあるのでしょうか。どこかに旅行に行き、その土地の名産などを買うのがお土産の典型的な型です。これは、言外に「いつも一緒にいる」「同じ土地(地域)で生活している」人に向けて、という意味を含んでいるように感じます。
様々な条件が同じだからこそ、珍しいところ(普段行かないところ)に行った、あなたにとっても珍しいでしょ(行かないでしょ)と感じる感覚が同じという考えが成り立つわけですね。これがバラバラであれば、もらって嬉しいと感じるものが大きく異なります。人によっては、日常的に食べている地元の野菜の方が喜んでもらえるかもしれません。
だから、オンラインのみで交流する人に対して、旅行に行ったからお土産を買おうと考える必要はないんでしょうね。まあ、お土産話を少し、くらいがちょうど良いかもしれません。
お土産が、その人のことを想って、日頃の感謝をモノにして伝える行為であるなら、たまたま見つけたWeb記事を「あの人に必要な情報かも」とシェアすることも、ある意味”お土産”かもしれません。(無理やりに考えてみれば)
特別なときだけでなく、日頃から身の回りの人へ”お土産”を渡すような心持ちで過ごしていきたいものですね。