世界史PJ #2 ローマと人生は、攻めと守りのバランスが大切

ヨーロッパ全土を支配したローマ帝国は人生への示唆に富んでいる。

ローマ帝国は、紀元前753年に建国されたといわれ、その後4世紀で東西分裂するまでヨーロッパ全土に広がっていた帝国。決して、今のイタリアにあるローマとは一緒ではないですね。

さて、今回話をしたいのは、帝政ローマ時代、つまり支配する王がいる時代のこと。特に五賢帝時代(賢い皇帝が5人)からの学びを語ります。意識がめっちゃ高い系の学生並みにカタカナを使いまくります。人名はみんなカタカナなので。

時は約2世紀、ローマの最盛期と言われた時代。
トラヤヌスがダキア(今のルーマニア)を領有し、ローマ帝国の領土が最大になります。まさに攻めるタイプの皇帝。オフェンスタイプ。

そして、その次に現れたのが、ハドリアヌス。この人は、一転して守りのタイプ。ハドリアヌスの長城と言われる防壁を作った人。内政に力を入れた。ディフェンスタイプ。

そして、五賢帝最後に登場するのが、マルクス=アウトリウス=アントニヌス。受験生泣かせの名前。あだ名とか、なかったのかよ、って思います。この人は、ストア派と言われる哲学者の一面がありました。「自省録」という本を書いてます。まさに学問タイプ。中盤、チームの要。頭を使うタイプ。

こういった皇帝に導かれて、パクスロマーナと言われるローマの平和は200年続いたと言われています。

ここから学ぶに、やはり繁栄を継続するためには、攻めと守り、そして哲学(考え方)が必要なのだと考えました。

人生においても、新しいことにチャレンジするタイミングはあります。考えてばかりして、何もしないのはリスクです。しかし、ずっと攻め続けることができないもの。領土のように、どこまで行動やチャレンジを広げるのか見通しを持つことが大切です。

守りを固めると言っても、何もしないことではないですね。国の単位では、内政ですが、自分の人生で考えたら、家庭であり、友人との関係であります。「守り」とはいつでもそばにいて、いることが当たり前に思いがちな相手との絆を深めることとも言えますね。

そして、何より「なぜ今攻めるのか(守るのか)」を決めるのは、自分の考え、哲学であります。他人の意見に流されていては、自分の国(人生)を守ることはできません。

今の状況において、私は「守り」モードであります。しっかりと基礎となる力や人間関係を大切にして、攻めに転じられるように準備をしています。

みなさんの攻守のバランスはいかがでしょうか。

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