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Jリーグと藤枝MYFCと私

1.私とサッカー

私がサッカーに興味を持ったのはいつなのかと聞かれても具体的には思い出せません。
運動神経は決して良いとは言えないけれども、サッカーは昔からなぜか嫌いではなかったな。
小学生の頃も授業かなにかでやった記憶があるけれど、いわゆるお団子サッカー。
お団子だからポジションも何もないに等しいけれど、強いて言うならディフェンスだったような気がします。

高校生の時は体育の先生がサッカー大好きなこともあり授業で少しだけサッカーしたこともあったっけ・・・
額のここに当てれば痛くないんだと教えられ、女子高生が二人一組になってヘディングの基礎みたいなものをやった記憶が蘇ってきました。

2.私とJリーグ

Jリーグの試合をスタジアムで観るようになってから、かなりの年月が経ちました。
その間にJ1・J2・J3といくつかのクラブを観てきて、その時々で応援していたクラブのホームゲームはもちろん、全国各地のアウェイゲームにも足を運びました。
決勝戦の独特なスタジアムの雰囲気をはじめ、優勝の瞬間や降格・昇格が決定した瞬間など、さまざまな場面をスタジアムで感じてきました。
それは、ひとつのクラブだけを応援していたとしたら味わうことがなかったかもしれません。
また、あるクラブを応援していた時に出逢った監督は、サッカーを観るうえでも仕事をしていくうえでも、物事の見方や考え方に大きく影響を与えてくれました。
私がいちファンとして薄っぺらく語ることはあまりにも失礼すぎる偉大な監督なのでここでは書きませんが、選手たちの華やかな部分よりも、プロセスとか表には見えにくい心の動きなども感じながら注意深くみようと思ったのも、この頃からかもしれません。

3.Jリーグ百年構想

Jリーグが好きな人であれば、「Jリーグ百年構想」一度ぐらいは耳にしたこともあるのではないでしょうか。

Jリーグの試合に一度も来たことがない人には、スタジアムに行くということはハードルが高いと思いますが、Jリーグ百年構想にあるように「する」「見る」「支える」、スポーツの楽しみ方は人それぞれでいいのです。

自分の住む街にJリーグのクラブがあるから、そのクラブを応援する!他のクラブなんて応援できないよ…
もちろん素敵なことだと思います。

あの選手かっこいいな。今度スタジアムに行ってみようかな。

●●(クラブ名)を応援している(していた)けれど、●●選手が移籍しちゃったから今度は移籍先の●●(クラブ名)の試合を見に行こうかな。

クラブや選手、その地域やクラブを支える関係各所に迷惑をかける行為をしなければ、理由やきっかけなんて何でもいいのです。
と、私は思っています。

私が今応援している藤枝MYFCの試合にも、もっともっと多くの人にスタジアムに来てほしい!
選手たちの頑張りを見てほしい!
今の切実な願いです。

4.今回noteを書くきっかけ

今シーズンから縁があってJ2に昇格したばかりの藤枝MYFCを応援するようになりました。
過去に応援していたクラブに在籍していたことのある数名の選手と監督を除いて、ほとんどの選手が「初めまして」の状態でした。
選手の名前と顔と背番号を覚えきれないままの状態でアウェイ開幕戦をスタジアムまで観に行きました。
そんな状態で観に行くなんて何年ぶりだろうか…
とにかく新鮮な気持ちで今シーズンを迎えました。

2023 J2リーグ第1節

試合の内容とか細かいシーンは半年も経ってしまうとなかなか思い出せなくて申し訳ないのですが、ひとつだけ覚えていることがあります。
先に書いたとおり、まだ選手を覚えきれていない状態だったからこそなのか今となっては自分でも分かりません。
でも、スタンドからピッチを見渡していたらある選手の行動が目に留まりました。
その選手は、試合終了後ゴール裏サポーターのところに挨拶に向かう前のピッチを出る瞬間、ピッチに向かって一礼していました。
ほんの一瞬の出来事だったので、私の見間違えかな…とも思いました。
翌週は待ちに待ったホームゲーム。藤枝総合運動公園サッカー場に足を運びました。
開幕戦で目に留まったその選手は、試合前ウォーミングアップでピッチに入る前も、ロッカールームに一度引き上げる時も、選手入場の時も、試合後ピッチを後にする時も全ての場面においてピッチに向かって一礼していました。
よく選手交代の場面では一礼する選手は見かけますが、こんなに全ての場面で一礼する選手は私が長くJリーグの試合を見てきた中で記憶にありませんでした。
「開幕戦で見たのは偶然ではなかったのだな」とその時に思いました。
きっと素敵な選手なんだろうなと感じたことを昨日のことのように覚えています。
その選手というのが「小笠原佳祐」選手でした。
そんな素敵な小笠原選手の呼びかけに応えないわけにはいかない…という理由から初めてnoteを書いてみました。

5.藤枝MYFCを応援しよう

私は以前から週末は出来る限りスタジアムに行くということが日常になっているので応援しているクラブが変わったところで何か特別な変化がおこったわけではないのですが、ホームゲームとはいえ「新幹線」を使うことぐらいでしょうか。
このnoteを書いている時点(2023.8.30)で、今シーズン藤枝MYFCの試合でスタジアムに足を運んだのが天皇杯と先日の雷雨で中止になってしまった第32節の群馬戦を含めるとホーム・アウェイ合計で21試合。
今では静岡までの新幹線の乗車時間も短く感じられるほどになりました。
それほどまでに足を運べるのは、ホームスタジアム「藤枝総合運動公園 サッカー場」の雰囲気の良さ。
決して人数が多いとは言えないけれど、藤枝MYFCを愛するファン・サポーターが作り出すスタジアムの温かい雰囲気。
サポーター同士がギスギスすることもなく、アウェイチームやアウェイサポーターまでも温かく包み込むような雰囲気は初めてサッカーを観る人でも老若男女問わず楽しむことが出来るのではないでしょうか。
さすが蹴球都市ですね。みんなサッカーが好きなのだと思います。
あと、公共交通機関を使ってスタジアムに行く場合、藤枝駅とスタジアムを往復する無料シャトルバスが運行されているので、私のように遠方から行く場合でもアクセスに不自由さを感じたことはありません。
スタジアムに行くシャトルバスは多くの場合、路線バスで運行されていますが、嬉しいことに藤枝MYFCの場合は観光バスのタイプなのです。
全員が着席してスタジアムに行けるという安心感があります。
なぜ安心なのかというと、ご年配の方も、揺れるバスの車内で立ち続けることが難しい方も、ちょっと疲れたから座っていきたいんだよね~という人も、誰もが平等に座って行くことが出来るのです。
それと、私がもっと若い時に行ったあるスタジアムからの帰りのシャトルバスで、とても嫌な思いをしたことがあります。
たまたま公園から乗り合わせた人なのか、サッカー観戦した人なのか、ただの酔っ払いなのかどうかは分からないけれど、身動きがとれないほど混雑したバスの車内で不自然に密着してきてしつこく触ってくるという迷惑行為の被害にも遭いました。その時は、それに気づいた子供たちの引率で来たサッカーチームのコーチと思われる方が、さりげなく誘導してくれて助けてくれました。
でも、やはり一度嫌な思いをしたことのあるスタジアムには行きたいとは思わなくなってしまいます。
そういった面でも全員が着席できる観光バスタイプは、女性ひとりでも安心して行くことが出来るというのも大きな理由です。
もちろん、藤枝MYFCの試合を観に来るような人にそんな迷惑行為をする人がいるとは思っていませんが。

6.小笠原佳祐選手について

最後にこのnoteを書くきっかけとなった
小笠原佳祐選手について少し書きたいと思います。
今シーズン始まるまでは、こんなにもスタジアムに足を運ぶとは思っていませんでした。年々、体力の回復にも時間がかかりますし…
でも、やっぱりスタジアムで応援したい。この選手のプレーを見たい。
プロサッカー選手として活躍できる限りある大事な時間を応援したい。
そう自然と思わせてくれたのが、小笠原佳祐選手でした。

スタメンであることがサッカー選手として全てではない。
華やかなプレーで惹きつけるタイプの選手ではないかもしれないけれど、サッカー選手としてだけではなく、人としてたくさんの魅力を持ち合わせている素敵な小笠原選手。
読書家でもあり努力家でもある小笠原選手。

今シーズンJ2初ゴールを決めた試合をスタジアムで観ることが出来たのも嬉しかったな。

2023.4.16 J2リーグ第10節

今シーズン途中、少し苦しい時期が続いていたけれど、先日久しぶりにスタメンで出場したアウェイ千葉戦は、いつも以上にピッチに入るときの一礼が深くて丁寧に見えました。
ここまでの道のりも平坦なものばかりではなかったと思うけれど、これからも、その道のりも心情も大切に小笠原佳祐選手のことを応援していきたいと思います。 

#Jリーグを語ろう
#藤枝MYFC
#小笠原佳祐 選手


 


































































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