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◯ジョホールバルのインターナショナルスクール留学2020年

◯「ジョホールバル留学」海外を視野に入れた準備

厚生労働省が発表した2019年人口動態統計の年間推計によると、日本国内の出生数わずか86.4万人・前年比5.92%減。1899年統計開始以降初の90万人割れ。少子化と人口減少が止まらない。子供たちが生きるミライ日本国内の商売のチャンスがなくなる不安。

海外展開を視野に入れた準備をはじめている両親。幼稚園生?中学生のお様を持つご家庭中心に、英語・中国語の習得を目的としたマレーシアジョホールバルへの教育移住が、2012年以降活発化している。

他の国と地域に比べてインターナショナルスクールが多いマレーシアジョホールバル。その背景にイギリス統治の影響を受けたマレー系・中華系・インド系の多民族国家という文化風習が存在している。


◯多民族国家マレーシアの教育制度

マレーシアはもともとバラバラだった各民族社会が国家として統合。民族の文化的・歴史的相違を乗り越えた統一を果たす国民教育制度の確立が必須だった。一人あたりGDPシンガポール・ブルネイに次ぐ東南アジア3位の経済発展した中。農業・重工業から脱却アジア最大級のIT先進国を目指し、近年IT情報通信技術に対応したスマートスクールというプロジェクトを推進している。

日本の教育において、いじめ・不登校・凶悪犯罪の低年齢化学力低下など社会問題が発生している。教育の抜本的改正が、國體レベルで議論されてるものの糸口が見えない中、多民族国家マレーシアが、取り組んでる国レベルの教育方法に、光明が見出せるかもしれないとも言われ、政府機関の中でも注目が集まっている。

マレーシアの国民教育は、マレーシア語学校、タミール語学校中国語学校の3種類。プレスクール4歳からの就学前教育からスタート。6?11歳までの小学校6年。12歳?14歳の下級中学校3年。15、16歳の上級中学。17、18歳の大予備課程。19歳?21歳の大学3年。小学校でも飛び級制度がある。

マレーシアのスマートスクールのコンセプトは、ITを駆使することにより、先生が子供たちを教える・情報を与えるという、これまでの原理を覆し、先生は子供たちが自ら学習する手助けする役割を担うもの。2020年までにすべての学校をスマートスクールに転換教育のIT化をを実現する計画が遂行している。


◯ジョホールバルのインターナショナルスクール

マレーシアジョホールバルで、一般的に日本人の選択肢として考えられるのは、

1、インターナショナルスクール
2、日本人学校
3、ローカル私立学校
4、公立学校

教育移住する日本人に最も注目が集まっているのは、英語で授業を行うインターナショナルスクールだ。ちなみに、ジョホール日本人学校も現地ではインターナショナルスクール扱いだが、海外駐在員のお子様向けの学校で日本の教員が派遣され、日本そのままの教育が行われているが今日のお話からは除外させて頂く。

ジョホールバルのインターナショナルスクールのカリキュラムは、学校ごとに方式が異なる。

・イギリス系
・アメリカ系
・カナダ系
・オーストラリア系

一方英語で授業を行うローカル私立学校という選択肢もあるが、インターナショナルスクールと比べ、学費が圧倒的に安いものの、英語以外にもマレー語は必須でその意味で敷居が高い。


◯ジョホールバルインターナショナルスクール乱立の背景

なぜ元々ジョホールバルに英語授業のインターナショナルスクールが多いのか?人口当りのインターナショナルスクール密度「世界一」の背景とは?本来インターナショナルスクールはジョホールバルでも他国と同じくジョホールバル在住外国人のためのもの。

しかしジョホールバル含む全マレーシアの大学は、貧富の格差を埋めるためという大義名分の元現地マレー系優遇「プミプトラ政策」により、現地に住む中華系・インド系マレーシア人の富裕層は、欧米など大学に留学するのが一般的。そのため、中華系・インド系富裕層のお子様たちはマレーシア式プログラムの学校よりもインターに通わせる場合が多い。

加えて、以前はマレーシア公立学校が理数系科目を英語で授業して来たが、2012年に段階的にマレー語への切り替えを進行したことで中華系・インド系の両親が大反発。中華系・インド系のお子様たちが一斉に公立・私立からインターナショナルスクールに転校する流れが発生。その受け皿として同年2012年を境に、沢山のインターが設立された。つまりもともとはローカルのためのインターナショナルスクールという背景もあった。

一方で、富裕層が海外に留学出てしまうことを防ぐために政府も、国内に海外の有名学校を誘致。海外留学をしなくてもマレーシア国内でそのまま学んで頂けるよう、英語で授業を行うインターナショナルスクール拡大を推進。その舞台の中心となったのが、「イスカンダル計画」が立ち上がったジョホールバル中心に、英語教育を望む富裕層のためのインターナショナルスクールが乱立することになったわけだ。


◯ジョホールバルのインターナショナルスクールの種類

元々のマレーシア国民のためのインターナショナルスクールという多民族国家ゆえの特殊な背景があり。ジョホールバルのインターナショナルスクールの質も千差万別。ピンからキリまである。しかし大きく分けると、
・マレーシア居住の外国人の教育目的
・中華系・インド系中心マレーシア国民目的

両方の学費は雲泥の差だ。ジョホールバルのインターナショナルスクールの学費は大きく分けて2種類

・マレーシア在住外国人向け:年間200万?300万
・マレーシア国民向けの英語教育:年間数十万

最初からマレーシア在住外国人の教育目的のインターナショナルスクールは海外から誘致した学校が中心で欧米系の先生ばかりで構成されている。マレーシア在住外国人向けインターナショナルスクールの一例として将来のエリートを育成するため、2012年英国の名門校がジョホールバルに学校開設。1843年イギリスで設立された歴史ある名門校の海外初の分校で、幼稚園?高校までの一貫教育。ここではイギリスの本校と全く同じカリキュラムで学べる。英語は当然、中国語も学べる。寮と通学の両方の制度がある。

次に、マレーシア人が多いインター俗称「ローカルインター」は、ジョホールバルに沢山ある。先に挙げた中華系・インド系のマレーシア人のローカル需要も多く、毎年のように増加している。ほとんどがマレーシア人先生の学校から、欧米や特定の国の先生を招へいしてる学校まで。学力も様々。入学テストがある学校からテスト無く入学できるところもある。「ローカルインター」の特徴は学費が安い。


◯ジョホールバルインターナショナルスクール入学方法

孔明の2人の娘たちが通学してきたのは、ジョホールバル3大名インターの1つ「ラッフルズアメリカンスクール」。開校第6番目、7番目の生徒で、
次女は英語力完全ゼロ状態でも、試験なく、面接も一言もしゃべらず入学できたが、今では入学試験がある。開校したばかりのインターナショナルスクールはスルーで入学できてしまうチャンスも多いが、学校のオペレーションが本当に大丈夫か?というリスクもある。

その点、孔明娘たちが開校直後から通学していた「ラッフルズアメリカンスクール」は、運営と先生が全員、他国のインターナショナルスクールでの教員経験のあるアメリカ人。初代校長・副校長夫妻は日本のインターナショナルスクール経験者。(先生は全員夫婦で教員という凄い掟がある。)考え方も合理的で運営もしっかりしていてラッキーだったわけだ。

大多数の学校では、英語と算数のテストを課して入学生徒の選別を実施している。年齢が低いほど入学が容易。ちなみに小学一年レベルになってしまうと英会話だけでなく作文力も求められるインターナショナルスクールも多い。


◯ジョホールバル留学をどうデザインするか?

ジョホールバルのインターでは、小1から科学や社会、コンピューター授業がある。算数と理科の内容が日本より進んでいる。(ただし計算は計算機を使う)英語も算数もできないのに、足で名前書けば入れるようなインターもあるが。逆にそういうインターは学力水準の低い生徒たちが多いという裏もある。英語も何も分からない生徒たちが授業妨害に走ったり足を引っ張るリスクも高い。

ジョホールバル教育移住の目的が、お子様の英語・中国語の語学力取得の場合。可能ならば小学校低学年以下のタイミングで来られること推奨。その後、中学校に進学するタイミングか?高校に進学するタイミングか?大学に進学するタイミングか?日本の中学・高校・大学を「帰国子女枠」で狙うか?そのままマレーシアで学びながら欧米の有名大学を狙うか?という選択肢になると思う。

ちなみに孔明次女は小2から「ラッフルズアメリカンスクール」入学の際、最初はあまりにも英語力がゼロなので一つ下の学年に入れられてしまったが、途中からすぐに英語力がついたので、ある種の「飛び級?」して元の学年に戻った経緯がある。低学年からが有利。ジョホールバルの代表的なインターナショナルスクールを挙げさせて頂くと・・・


◯ジョホールバル居住の外国人の教育目的インター(学費高い)

通学生徒は外国人+華僑系・インド系マレーシア人の超富裕層。
※学費・為替は2020年1月時点・入学金・登録費用等除く

Marlborough College Malaysia
5歳?18歳
通学年学費約222万円?320万円++
全寮年学費380万円?511万円++
カリキュラム ケンブリッジ式、IB
所在地:ヌサジャヤ
イギリスの伝統校の分校
入学試験必須
入寮施設完備
本気で海外エリート目指すなら
https://www.marlboroughcollegemalaysia.org

Shattuck ST. Mary’s
3歳?18歳
年学費約182.5万円?441万円++
カリキュラム アメリカ式
所在地:Forest City
開校160年の歴史を誇る
米ミネソタ州の名門校が
2018年末にジョホールバルへ
新しい
MacBook使用
米本校同様の卒業資格獲得可能
https://www.ssm-fc.org

Raffles American School
3歳?18歳
年学費約91.3万円?235.4万円++
カリキュラム アメリカ式AP
所在地:ヌサジャヤ
先生は全員アメリカ人
北アメリカやカナダのカレッジへ進学可能
MacBook使用
のびのび学習系
孔明の娘たちの母校で開校6番目に入学
https://raffles-american-school.edu.my/ja/


◯マレーシア国民向けの英語教育インター(学費普通)

通学生徒は中華系・インド系マレーシア富裕層と共に外国人比率が高い。
※学費・為替は2020年1月時点・入学金・登録費用等除く

Fair view international school
4歳?17歳
年学費約37万円~79.4万円
カリキュラム ケンブリッジ式 IBJBなし→KLアリ
所在地:Mutiara
マレーシア国内に5校
JB校は17歳まで
英語サポート有英語力無くても入学可能
KL校でIBディプロマ取得可能
http://www.fairview.edu.my/about/campuses/johor-bahru

Sunway International School
4歳?18歳
年学費約47.6万円~55.5万円
カリキュラム カナダ式 IB
所在地:Puteri Harbour Medini
先生はカナダ人中心
香港富豪のご子息たちが好む
カナダ留学をジョホールバルで実現可能
第二言語で中国語の選択可能
https://sis.sunway.edu.my/iskandar/

Excelcior International School
3歳?18歳
年学費約68.3万円~169.3万円
カリキュラム ケンブリッジ式 IB
所在地:Bandar Seri Alam
施設の整ったインターIGCSEカリキュラム
IBディプロマ取得可能
海外や日本の大学に進学可能
寮設備有り
https://www.eis.edu.my/index.php/en/

Crescendo Help International School
6歳?16歳
年学費約66,7万円~83.4万円
カリキュラム ケンブリッジ式 Aレベル
所在地:Desa Cemerlang
ケンブリッジカリキュラム
アットホームな雰囲気で子供一人一人の成長を促すモットー
2017年オープン
http://www.chis.edu.my

Tenby School
3歳?16歳
年学費約30.9万円~86.6万円
カリキュラム ケンブリッジ式
所在地:ヌサジャヤ
マレーシア国内に6校
外国人駐在員がイギリス教育を受けさせるために設立60年の歴史
ヌサジャヤ地区で欧米人も比較的多い
https://tenby.edu.my/setia-eco-gardens/

Seri Omega Private and International School
5歳?18歳
年学費約54万円~63.5万円
所在地:セナイ
カリキュラム ケンブリッジIGCSE、A-Level
ローカル私立学校併設
規律が厳しい
約20名のイギリス出身
入学時の英語力は柔軟に対応可能
http://www.seriomega.edu.my/index.php


◯マレーシア国民向けの英語教育インター(学費安い)

通学生徒は中華系・インド系マレーシア人比率が高い。
※学費・為替は2020年1月時点・入学金・登録費用等除く

※ローカル比率が高いだけで良い学校も沢山ある
マレーシア人は人として温厚でコミュ力高し!

R.E.A.L. International School
3歳?17歳
年学費約39.7万円~92.5万円
カリキュラム ケンブリッジ式
所在地:Sri Plentong
創立30年の歴史
マレーシア国内に3校
私立学校併設
ローカル生徒が多い
http://realschools.edu.my/johor-bahru-campus/

・Stellar
ケンブリッジ式、シンガポール式
学費40万円?

・Paragon Private
ケンブリッジ式
学費38万円?

・Sri Ara
ケンブリッジ式
学費34万?

・Austin Heights
ケンブリッジ式
学費32万?

・Pegasus
シンガポール式
学費32万?

・Sri Utama
ケンブリッジ式
学費27万?

以上のようにジョホールバルのインターナショナルスクールでは、「イスカンダル計画」の元、欧米そのままのカリキュラムが学べる学校が多数揃っている。学費も様々お子様に合った多民族国家ならではの教育環境が整っている。日本の詰め込み型教育とは違い自主性を重んじている環境。お子様の将来を考慮した学校を探して挑戦してみてはいかがだろうか?

「合言葉」は僕たち両親は子供たちのより良いミライのための踏み台に過ぎない!ご不明の点あればお気軽にお問い合わせ頂きたい。ジョホールバルに3軒コンドミニアムを所有し拠点を構え、2人の娘たちを6年間インターナショナルスクールに通学させた実際の経験を経て。お子様の将来(社会人として修羅)から逆算したアドバイスが可能だ!

LINE@受講頂いてる場合はオンライン通話での個別面談も可能。
https://kitasociety.com/lp/5pockets_line2/

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