【セルフライナーノーツ】ハーモニカを吹くようにあの娘は笑う

このあたりでアルバムのテーマがはっきりと出てきます。

それは「閉塞感からの脱却」です。

めちゃくちゃ単純にいうと自粛なんてしたくねーよってことです。笑

もちろんそれを大切に思ってる人たちに反対したりはしません。

そんな風に思うのもまた同じ、誰しも心は自由ですから。

でも家に閉じ込められているような感覚を少しでも和らげられないかなというところに今回のアルバムの出発点はありました。

それの最初が「UhとAhの探検隊」でした。

このアルバムの収録楽曲が自分の歩んできた様々の時代に跨っているのはまさに閉鎖された環境から解き放つような意味合いを持つ楽曲を時代を越えて選んで収録したからに他なりません。

単純に歌詞が自由を歌っていることもあれば、気を抜くのもまたエナジーだってアプローチの楽曲もあります。

これは歌詞が自由を歌っているタイプの曲です。

これはレコーディングにおいてはドラムの音で自分とカナデリヤくんで意見が違っていてやりとりがかなり難しかった記憶があります。

最終的にはすごく感動的なアレンジに着地してくれました。

楽曲構成もかなりヘンテコな曲で(歌詞で自由を歌っているだけに?)前半のAメロと後半のAメロはコード進行が違います。

あと「新しい心！」の叫ぶところでだいたい喉がめちゃくちゃ痛くなります。

でも手を抜くことはできません。

自由に手を伸ばすって「そういうこと」だから。

聴いてくれたみなさんの心があなたのまま、自由でありますように。