【サナクラ】　好きな人(セルフライナーノーツ的な)

昨日の夜にサナダヒデトクラブに動画をあげた流れで、この曲で感じることを書いてみます。

俺が書いてる中では珍しいタイプの曲です。

話してる相手が歌ってる相手がこっちを向いていない。笑

初恋を思い出しながら作った曲です。

片思い。

放課後の教室の電子ピアノで練習してた女の子を見つめているのがわからないように陰から見ていたのをすごく思い出します。

その女の子は少しだけいじめられがちだったような気がするけど、時々笑っているのを見るとたまらなく嬉しくなって少しだけ胸が痛くなった。

自分には彼女を笑わせられないけど、それでいいけど、笑っていてほしいなってなって思っていたな。

例えば誰かを愛するということが現実に存在するならば、それの原型の心の歌です。

初恋は時々、俺の胸の中で嵐のようにうずを巻く時がある。

それは今でも。

好きな人

息も出来ないほど　何も聴こえないほど
君を見ていたんだよ
思い出は横顔ばかり

穴があくほど　目の裏に刻むほど
いつも見ていたんだよ
違う誰かを見てる君を

ずっと好きな人　君は好きな人
ずっと好きな人　君は好きな人
カタマリのような気持ちは届くことはなかった
凸凹の愛だよ　ずっとずっと好きな人

花の名前を聞いてピアノを弾く君を
なぜか思い出したよ
鍵盤の上に咲いてた

ずっと好きな人　君は好きな人
何をしていても誰と笑っていても
カタマリのような気持ちは溶けて小さくなった
残った宝石をそっとそっと抱えてる

笑い方を思い出せない時に
君の前でうまく笑えなかった僕を思い出したら
笑えてくる

ずっと好きな人　君は好きな人
知らないどこかの街で花が咲くように笑っていて
何も伝えられないまま　何も届かないまま
そのままでいいからずっとずっと笑っていて

いつもの帰り道でギュっと胸が痛くなる