【セルフライナーノーツ】人魚とイルカと少年と
ちょうどアルバムの真ん中です。
8曲目。
「人魚とイルカと少年と」。
アルバムのこのあたりの位置に一番軽くて楽チンな音楽を置きたいなと思って、すごく良い並びだとハシグチカナデリヤくんと盛り上がりました。
夏です。
出会いです。
ボーイミーツガールです。
この曲を聴くと、20数年前に須磨海岸に男友だちと遊びに行って、ジャンケンに負けてナンパに行った自分がサングラスのとても似合うお姉さんに「ぼく、ジャンケンしてるの見えてたよ」って言われた事を思い出します。
ジャンケンは見えたらいけません。
みなさんに読んでもらう時期とはズレるのですが、ちょうどこの文を書いてる時期にライブの時にベースを弾いてくれてる示村くんが先走って前髪を切り過ぎてました。
老若男女みんな同じなので、覚えておいてください。
「前髪は先走ったらアカン。」
やらかしますので。
歌詞に書いてるという事は事実もファンタジーも混ぜこぜな場合も多いのですが、この曲の前髪のくだりは経験談ですね。
7曲目まで来たセルフライナーノーツですが、この曲だけ趣きが違いますね。
仕方ない。
そういう曲ですから。
音楽の話をするとこの曲はギターソロのハモリにギターソロで応えるというおよそこのくらいの歌もの音楽とかけ離れた事をハシグチカナデリヤくんがやらかしてます。
もう勝手にやってくれと思いながらもとても盛り上がる間奏部分になっています。
あと元々最初に自分が描いてた音楽のテンポ感とハシグチカナデリヤくんが作ってくれたアレンジトラックのテンポ感が全く違います。
グルーヴの違いではなく最初に想定してたテンポ感と違ういう意味合いの話しです。
でもこれはこれで面白いと思い無理に合わせるのでなく、なんだかフワフワと重なったりズレたりするまんま曲は進行しています。
歌っている側からすると(イルカに乗った少年はきっと人魚の彼女には追いつけそうにないなーー、青春だなー)となんだか笑えてきて、それもまた夏っぽくてとても気持ちいいです。
今年の夏は誰にとっても楽しいものになるといいですね。
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