ツギクル芸人グランプリ

フジテレビでツギクル芸人グランプリをやっていた。
ジャンルレスに若手でおもしろい人がたくさん出てくる大会だ。

発想が面白い人、ネタの構成がすごい人、とにかくネタがうまい人、実力ある人、様々なおもしろが出てくる。
おもしろに次ぐおもしろだ。
おもしろ!え!またおもしろだ!次もおもしろじゃん!ってなる。
おもしろ人間パレードだ。
(は??)

私は子どもの頃からずっと漫才が好きだし、私自身漫才をやっているので、漫才師に注目して見てしまうのだが、
本当に漫才がうまい人が多すぎて、打ちのめされた。
トップバッターのマルセイユさんから打ちのめされた。
うますぎ、うますぎ。
こんなの私には絶対にできない…と実力の差をまざまざと見せつけられた。

マセキ所属のひつじねいりさんが出てらして、たしか審査員の増田さんが「立ち方がカッコいい」みたいなことを言っていて、
そう、そうなのだ。
漫才師って、うまい漫才師って、立ち方が漫才師の立ち方なのだ。
うちらは自分たちの漫才を動画に撮って見るが、立ち方が漫才師の立ち方になってなくてダサいのだ。
うまい漫才師は本当にカッコいい。
立ち方で一発でわかる。
自分が絶対にできないと思うからこそ憧れる。

漫才もっとうまくなりたい。
そしたらもっとウケやすくなるはずなのだ。
下ネタとか関係なく、実力が上がればもっと絶対にネタはウケやすくなる。
だから、もっとうまくなりたい。
ここに出ている芸人たちにあって、私たちに足りないものを考えたら、多すぎる。
とても追いつけない。

ネタの発想、構成、うまさ、どれを取っても私たちは到底及ばない。

私はこの正規の登山ルートは無理なのだ。
毎ライブでネタを飛ばしてる始末だ。
ツギクルファイナリストにそんな芸人はいない。
我々は裏ルートから登山しなければならない。
そんなルートあったんですか?!そこ道じゃなくないすか?!ってとこから登らなくちゃいけない。
みんながみんなネタできるわけじゃない。
ネタはもちろんうまいに越したことはない。
売れてる芸人は全員うまい。

ネタができない芸人は、早めにそのことに気づいて正規ルートから外れる勇気と決断力が必要だ。
裏ルートももちろん楽な道じゃない。
正規ルートほど平坦な道ではなく、舗装されてない、滑落もするかも、みたいなところを血だらけになってよじ登っていかなくちゃいけない。
我々はそれをやらなくちゃいけない。
正規ルートの芸人に何があって、私たちには何が足りないのかを分析しつつ、
正規ルートの芸人になくて、私たちにできるものを追求しなくてはならない。
頭を使わないと良い芸人にはなれない。


あと、漫才師ではないのだけど、ツンツクツン万博さんというコント師の方が出ていて、
ネタが訳わかんなくってめちゃくちゃおもしろかったんだけど、ネタ終わりMCの爆笑問題の太田さんが「まともに生きることを諦めた芸人のネタだ」ってコメントしていて、これは羨ましかった。
そんなこと言ってもらえるネタってすごいよ。
うちらもネタ終わり言われてえなあ。
「まともに生きることを諦めた芸人のネタだ」って。
(これすごい褒め言葉だよね)

太田さんらしい賞賛の言葉だ。

感想。
もっとがんばろうって思いました!
(小学生かよ!)


P.S.
金澤TKCファクトリーさんのうんこのネタがめちゃくちゃおもしろいんです。
これはほんとに、世の中の人みんなに見てほしい。

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