漁夫の利 #45
「漁夫の利」
これは二人が争っている間に、第三者が争っている二人の利益を奪うという事である。
この故事成語が出来たエピソードは以下の通りだ。
ある時、ドブガイが殻を開けて日向ぼっこをしていました。その時、シギがその貝の中にくちばしを入れて貝の肉を食べようとした。
ドブガイはそうさせないために二枚の殻でシギのくちばしを挟んだ。
シギは次のように言った。
「もし雨が降らなければこのままお前の体は干からびて死んでしまう。」
すると、ドブガイも次のように言った。
「このままくちばしを離さなければ、お前も死んでしまう。」
ドブガイもシギもお互い一歩も譲らなかった。
このような状況の2匹を漁師が見つけ、漁師はドブガイとシギを捕まえて自分のものにした。
とてもシンプルな話だが、現実にありそうな話である。
実際、漁夫の利のような出来事があったかを思い返すとなかなか思い浮かばないが、恐らく人生で1度は経験しているかと思う。
この故事成語から分かること。
それは、争いは何も利益を生まないということである。
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