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エジプト旅行記〜考古学博物館編〜

これはこちらのマガジンに収録されているシリーズの第12話です。

〜前回までのあらすじ〜
不安とめんどくさがりのせいで、医師10年目にもなって、海外旅行に行ったことがなかったサン。経営大学院の同期に誘われ、意を決してエジプト・トルコ旅行に行くことにした。

エジプトに着いてまず向かったのは、ハン・ハリーリ・バザールというお土産スポット。高音で吹っかけられるので、値段交渉頑張れ!にビビらされるも、結局日本人向け「格安」「価格固定」お土産屋さんに案内され、ホッとしつつ、商売のうまさに脱帽したサンであった。


数日前に鈴木亮平氏が来ていたという考古学博物館


なんと数日前にシティ・ハンター実写版主演の鈴木亮平氏がプライベートで訪れていたらしい、エジプト考古学博物館にやってきた。


ほとんどの建物が砂色のエジプトで、このくすみピンク外壁は可愛い!


考古学博物館でも、ガイドさんが日本語で色々解説してくれる。

建物の前に植えられているこの植物、

何の草かワカリマスカ?


これがかの有名なパピルスの原料である!


パピルスとは、古代エジプト文明で書写材料として使用されていた、植物の「茎」から作られた紙のことである。

古代下エジプト王国の紋章にもモチーフとして使われていたとのこと。


こちらも入り口の壁にあった、プレート。

なんの虫かワカリマスカ?


これがかの神聖なフンコロガシである!


フンコロガシは、古代エジプトで太陽神ケプリの化身とされ、不死や復活の象徴として崇められていたそうです。


博物館=静かで涼しい場所…?


写真でわかるように、空は快晴。

日差しが痛い。

照り返しもきつい。


入り口前で、記念写真を数枚撮ってから、早速、館内に入る。


はぁ…博物館だし、やっと涼める〜…

サンの心の声



と、思うじゃんか?

博物館といえばさ、空調を厳格にコントロールしてそうじゃんか?


静か〜で、ひんや〜りしてる空間をイメージするじゃんか?



違う、エジプトはそうじゃない。

  • 冷房設備はない。

  • 屋根があるだけ、まだマシというだけ。

  • 人でごった返している。

  • ツアー客が多いので、さまざまな言語で各ガイドが声を張り上げて、展示品を解説している。


みんな、ハンディファンの風で汗を気化させ、体温を下げようと努める。


ガイドさんたちは、各展示物前の、良いポジションどりに命を懸けている!って感じがひしひしと伝わってきた。

多分、ラムセス2世
なんか聞いたことあるような名前…

その熱意、めっちゃありがたいけど、
あの…そんな…一生懸命、場所の取り合いに躍起にならなくっても、
展示物がめちゃくちゃ大きいから…見えるから…

サンの心の声


「王さまと奥様と妹、的な配置で〜」という説明だった気がする


像が皆、左足を前に出している。

これは確か、「生きている人の証」だと言っていた気がする。


とある漫画の聖地に来てる感


守護神ジャッカル。


守護神ジャッカルのところで、ONE PIECEのアラバスタ編でチャカが命をかけてビビを守るシーンが思い起こされ、勝手に泣きそうになっていた。


我…アラバスタの守護神ジャッカル!!!
王家の敵を討ち滅ぼすものなり……..

ONE PIECE 22巻 第197話より引用 集英社


基本的に、館内の展示物は撮影自由。


唯一、ツタンカーメンのマスクが置いてある部屋だけ、撮影禁止。


金ピカであった…(語彙力…)


何度かガイドさんの解説の中で、ラムセスというファラオ(王様)の名前が出てきて、その度に「なんか聞いたことあるんだよなぁ」と思っていたサン。

はっきり言い訳するが、サンは高校時代、世界史選ばなかったので、まじで歴史を知らない。


でもどこかで聞き覚えのあったラムセスという名前。

博物館を出るときに、ついに思い出した!


高校生の時に読んでた少女漫画だ…!



現代の日本に住む中学生が、古代ヒッタイト王国(今のトルコ)に飛ばされて、色々困難に立ち向かう話。

ヒッタイト王国とエジプトとの戦争の中で、ラムセスという将軍がそこそこのキーとなるキャラクターとして登場していたのだった。


懐かしい…

高校時代の友人に貸してもらって読んだなぁ…

当時ですら、コミックス発売から10年くらい経っていたので、ちょっと古い漫画という印象だったが、色恋要素だけでなく、サスペンス的な要素、勧善懲悪的な要素もあって、大人も楽しめる漫画である。


サンは、この旅の間にhontoで全巻大人買いし、また読み直した。

飛行機移動の時間も長かったので、全16巻、2周した。


エジプト人は甘党


博物館のお土産屋さんは、売ってるものの値段が高いので、そこで買い物はしないほうがいいです〜と聞いていたので、唯一冷房の聞いている部屋として涼みながら素通り。


出口には、カフェスタンドがあった。

喉も渇いたしってことで、寄ることにした。


メニューには、多種多様なフレーバーティー、ホイップクリーム乗ってるスタバチックなドリンクもたくさんあった。


サンは、あまりフレーバーティーやフレーバーコーヒーは好まないので、いつも通り、ノンシュガーのただのアイスティーを注文。


英語堪能なリーダーが、4人分まとめて注文してくれたのだが、

店員さんには

「本当にただのアイスティーでいいの?! フレーバーなくていいの?! 正気?!」

※意訳

と言われたらしい。笑


エジプト人は甘党で、フレーバーティーがスタンダードみたい。



次は、パピルス編! ついに値段交渉を試みるサン…!

花嫁にもなれず、総合内科専門医にもなりきれぬ哀れで醜い可愛いサンをサポートしたいという気の触れたこだまたちはおらぬか!