【唯識を学ぶ〜駒澤大学の吉村先生〜】
【唯識を学ぶ〜駒澤大学の吉村先生〜】
先日、お会いした龍雲寺の細川住職にお誘いいただき、
今日は、駒澤大学の吉村先生の唯識(ゆいしき)の勉強会に参加させていただきました。
唯識とは、『西遊記』の三蔵法師のモデルとなった玄奘三蔵さんが、はるばるインドまで追い求めた、
「私たちが認識しているあらゆる存在は、自分の心がつくり出したものである」という仏教思想です。
今年の元旦に日経新聞で、興福寺の多川寺務老院の唯識についての記事を読んで唯識に興味を持ち、
1月2日には、奈良の薬師寺の加藤管主から直接、唯識のサイン入り本を購入しました。
その後、縁あって加藤管主と一緒に昼食もいただきました。
そんな流れでお誘いいただいた唯識の勉強会。
急いでこれまでの講義も学ばせていただいたのですが、
6時間分、最後までずっと面白かったです。
もちろん内容自体は、とても難しいのですが、
素人の私にも、なんとなく分かった気にさせて下さった吉村先生の内容、話術、そして熱量。
唯識への抵抗がなくなり、さらに関心を持ちました。
いろんな宗派のお坊さんが参加されていたので、
質疑応答でも、天台宗のお坊さんが唯識から密教への展開について、
臨済宗のお坊さんは、唯識と禅が同時期の中国でどう関係あったのか、公案との共通点などを質問されていて、興味深かったです。
今回、唯識の成立過程を学び、『摂大乗論』において阿頼耶識を理論体系に組み込んだ無著さんの功績を知ったので、今度、興福寺の国宝である無著立像に会った際には、さらに感動高まるんだろうな、と楽しみが増えました。
貴重な機会、ありがとうございました。
#唯識
「100年後に神社お寺を残す」
ホトカミサポーターさんは、先週より5名増えて全国288名になりました。
もうすぐ300名です。毎月20名ずつほど増えています。
\毎月全国の神社お寺で、あなたの健康と幸せをご祈願します/今月は浅草神社さんです⛩️