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産業廃棄物収集運搬業許可実務セミナー~難解かつ超高単価の処分業の許認可も見据えて~

この専門分野の売り・講師からのコメント 

私が行政書士業の全てを知り尽くしているわけではありませんが、廃棄物処理の分野は、数ある行政書士業務の中でも最も難解な分野だと考えています。そして、行政書士の「高単価」と言われる業務の中でも、私は廃棄物処理以上の高単価業務を聞いたことがありません。難解かつ高単価、これが廃棄物処理業務の特徴です。申請手引に従って書類を作成するだけでは、この分野では到底プロにはなれません。

私はときにプラントの設計や用地の買収を含め、行政書士、環境計量士の立場からのコンサルティングを行っています。そこには多大なリスクも付きまとうわけですが、求められる専門家としての役割は非常に大きなものになります。そこにはもはや価格競争は存在しません。企業はリスクを最小にするために、一番能力の高い行政書士を選び出し、提示された報酬を支払い、依頼するのです。

現在、日本国内で廃棄物処理に真に精通した行政書士は片手で数えるほどしかいないというのが私の実感です。私が廃棄物処理を専門業務として選択した一番の理由は、行政書士としての差別化の容易さにあります。誰もが提供できない商品・サービスには希少性、すなわち市場価値があります。私は、市場価値のあるサービスを商品化するために、難解極まりない廃棄物処理を選択したのでした。

1億クラスの売上を上げる行政書士は概ね、「誰にでもできる仕事」を商品化しています。それはそれで素晴らしいことなのですが、私には「誰にでもできる仕事」を他社よりも数多く売っていく自信がありませんでした。「難解すぎて誰もできない仕事」こそが、市場で私が生きる道でした。

今回、小島さんからいただいた講師依頼は「収集運搬業」をベースに語ってほしいということでした。たしかに僅か3時間の中で、廃棄物処理の世界を語りつくすことは不可能です。そこで今回は、行政書士にとって一番身近な業務である収集運搬を軸にして法律と実務の話をしてみようと思います。

しかし、収集運搬をやり尽くした先には、処分業・処分施設というとてつもなく難解で魅力あふれる楽しい世界が広がっていることを伝えることも、私の使命なのではないかと感じています。随所に処分業の話も盛り込むことができればと考えています。

もしも、本気で廃棄物専門の行政書士になりたいのであれば、そのためには行政書士の水準に留まらない知識の広さと深さが求められます。私自身未だ道半ばではありますが、専門家になるには一体どうすればよいのか、そのための方法論を具体的に示すことも今回の講座の中でやってみようと思います。

また、廃棄物処理以外の分野を専門としていこうとする行政書士にとっても、私の考えは応用可能です。10年後、行政書士という仕事が今のままあり続けるのかどうか、私にはわかりません。どのような未来が訪れたとしても、常に市場で必要とされる行政書士を目指すためにも、行政書士は各分野、個別法の専門家であり続けなければなりません。

私は廃棄物処理の話なら、廃プラでも食品残渣でも木でも瓦礫でも、何時間でも語れるタイプの人間です。こういう人たちが集まり、今の廃棄物処理、資源リサイクル、公害対策、そして地球環境問題を動かしています。私の話をきっかけに、未来の市場に求められる希少な行政書士が生まれれば本望です。

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吉島合同事務所(廃棄物処理専門行政書士)河野雅好(こうのまさよし)
株式会社Midori 広島本社オフィス・東京新宿オフィス・大阪心斎橋オフィス(廃棄物処理施設設置に伴う環境アセスメント)

プロフィール 
大分市出身 41歳
大分工業高等専門学校機械工学科退学
広島大学法学部卒業
2003年行政書士事務所開業(23歳)
2017年株式会社Midori設立

2008年より行政書士として産業廃棄物処理業に専門特化。許可及び届出の実績は、北海道から沖縄まで日本全国47都道府県、累計5000件超。2017年からは株式会社Midoriで廃棄物処理施設の設置コンサルタント及び生活環境影響調査業務。

保有資格 行政書士、環境計量士(濃度)、水質一種公害防止管理者、産業廃棄物中間処理施設技術管理士、ダイオキシン類関係公害防止管理者

講座の目次 
1 行政書士業における廃棄物処理業許可申請の魅力
・どんな会社からどんな依頼があるのか
・廃棄物処理専門行政書士は儲かるのか
・廃棄物専門行政書士の大変さ

2 廃棄物処理業及び廃棄物処理法の概要
・廃棄物処理を規制する法律
・廃棄物の定義と有価物との分類・区分
・産業廃棄物と一般廃棄物の定義
・事業系一般廃棄物
・産業廃棄物の20種類の品目
・業種指定・指定業種
・混合物
・普通産廃と特別管理産業廃棄物(特管)の分類
・石綿含有産業廃棄物と廃石綿
・廃水銀、水銀を含む特別管理産業廃棄物と水銀使用製品、水銀含有ばいじん等
・収集運搬・積替保管
・中間処理・最終処分
・産業廃棄物処理業の許可と一般廃棄物処理業の許可
・特別管理産業廃棄物処理業の許可
・産業廃棄物収集運搬業の許可を出すのは誰か
・許可の有効期限と更新許可
・変更許可と変更届
・許可申請書と添付書類
・能力にかかる基準と講習会・修了証
・事業計画

3 廃棄物処理業専門行政書士になるための具体的方法論
・おすすめの講習会
・おすすめの書籍
・資格試験を目指そう

■講座で使用する書籍
廃棄物処理法令(三段対照)・通知集 令和二年
公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター (編集)TAC出版

4730円の本ですので購入は任意です。購入されない方は、廃棄物処理法・廃棄物処理法施行令・廃棄物処理法施行規則をインターネット上で参照できるようにしておいてください。なお、廃棄物処理を行政書士業務として取り扱う方は購入必須です。他にもいくつかの出版社から三段対照の条文集が出版されています。

■参考資料
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/data/publications/resource/industrial_waste/industrial_waste.files/P13-P25.pdf

受講後の感想をいただいております\(^o^)/


このセミナーは【行政書士トップ10%クラブ】の会員様向けセミナーです。


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とかしてもらえるとすごく嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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