プロカメラマン
私は元々プロカメラマンだったのですが、現在も親しい方からの特別な仕事だけは受注しています。
昨年の11月の初頭に七五三の撮影のご依頼があって妻がアシスタントをしてくれて撮影をしました。写真台紙のご依頼も受けていたのですがタイに3ヶ月も滞在していたためずっとお待ちいただいて、泰庵の仕事が落ち着いたので、やっとデザインと製本をして商品をお届けすることができました。ずいぶん時間がかかってしまったのですが、ご家族も大変喜んでいただいたようでホッとしています。
昨年の七五三撮影をさせていただいたお客様は、私が以前結婚式を撮影したお客様です。
私はカメラマン時代からお客様とかなり仲良くなってしまうことが多く、結婚式が終わったあとに個人的に私の家に食事をしにくる元新郎新婦というのがいました。
その後にお子様の撮影をご依頼いただくこともありました。
さらに写真関連の仕事の依頼が昨日入ってきて、なんだかんだ完全引退とはいかないところです。
カメラマンの仕事というのはなかなかハードで、プロ用のカメラというのは大きく重たいので、1日担いで撮影するというのは年々ハードに感じています。
私はウェディングカメラマンとして仕事に従事していた頃は体力もあって、毎日充実した日々を送っていました。お客様とのコミュニケーションがとにかく楽しく私はこのカメラマンが天職だと思っていました。
今回撮影やデザインをしながら、久々の現場仕事をして当時を思い出してエキサイティングな気持ちを思い出していました。
ウェディングカメラマンというのは、毎週末取引先から来た案件をこなしていくという流れ作業になりがちですが、私はそういう気持ちで撮ることは絶対にしないようにしようと思っていました。
大切なことは、この日はこの二人にとっては1日しかないという気持ちを忘れないことです。その気持ちが心にあれば、死ぬ気で撮らざるを得ないわけです。
私の仕事に対する原点はウェディングカメラマンをやっていた時に培われたものだと思います。
泰庵の運営と、引き続き会社経営しながらですが、時々個人的にカメラマンの仕事も続けていこうと思っています。
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