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コロナ禍に家族をタイに呼び寄せる(その2)

 家族のVISAがようやくおり、COEも取得。残すはPCR検査の陰性証明というところまできた。航空券の取得は、何度かチャレンジする必要があったが、そこをクリアできればあっという間にVISAが取得でき、COEもとれた。

VISA取得について
 駐在員の家族が入国するために必要なVISAは「ノンイミグラントーO(タイ王国で正規就労する外国人の配偶者/扶養家族)」であり、必要書類は在京タイ大使館のHPを見てほしい。家族が自分自身で用意するもの、タイの会社が用意するもの、日本の会社が用意するものと大きく3種類ある。
 家族が用意するものは「有効な旅券」「申請書」「カラー写真(指定サイズの証明写真)」「経歴書」「戸籍謄本」「航空券(eチケット)」となる。このうち、「申請書」「経歴書」の2種類は大使館のHPから取得し自身で記入、「戸籍謄本」は役所で取得。旅券(パスポート)は、お住い各県のパスポートセンターで必要書類を調べ、申請取得してほしい。おおよそ2週間あれば取得可能。「写真」は写真屋さんでサイズ指定して撮影するのが無難。「航空券」は、12月以降の便が大使館から発表されているので、各自手続きを確認して欲しい(何度かチャレンジが必要かも)。
 タイの会社からは、「英語の招聘状」「会社の登記簿」これらは会社の総務の人であれば、駐在の入れ替わりの度に嫌というほどやってるから簡単に取得できるだろう。
 日本の会社からは「英語の推薦状」これも海外駐在者が出る度に作成しているので日本の担当者はわかるはず。
 最後に、就労者の「ワークパーミット」「パスポート」それぞれ全頁のコピーである。両方とも3カ月以上有効期限がなければならない。駐在して間もない人の場合、ワークパーミットは取得すれば1年間有効なので問題ないが、パスポートは入国後改めて大使館で取得したのとは異なるVISAの申請が必要であり、意外と時間がかかるので要注意である。
 私の場合、入国し隔離明けに勤務を開始した関係で口座開設等の手続きに時間がかかり、VISA取得に必要な給料明細が10月末の発行になってしまい、VISAの取得に必要な書類がそろたのが11月初旬。家族のVISA取得が11月中頃に申請だったため、かなりタイトなスケジュールになってしまった。このあたりの段取りは、事前に会社に確認しておくことを進める。当然、お役所はタイ時間で動くの要注意だ。
 入国後3カ月以上たっている人は、基本的に入国前に取得したVISAが期限切れになるため、就労者用のVISAに更新されているはずなので、この「パスポート」の全頁のコピーについてあまり大きな問題ならない。
 家族自らが用意する書類、日本の会社・タイの会社が用意する書類、就労している者が用意する書類と3か所に分かれた書類が用意できれば、あとは申請だけ(書類集めは意外とバタバタする)。また、注意しなければならない点として、会社が用意する書類は、担当者の凡ミスがあるので、そのあたりも申請前にしっかり確認する必要がある。ここまで来て、大使館につまらない指摘をされ、再申請になったらバカバカしい。

COEについて
 COEの書類もVISAと並行して、準備する必要がある。これも在京タイ大使館のHPを見てほしい。「パスポートの顔写真のあるページのコピー」「パスポートのVISAのあるページのコピー」「航空券(eチケット)」「申告書」「旅行保険の保険証のコピー」「ASQホテルの予約証」「戸籍謄本」「就労者のワークパーミット」をPDFにして、大使館の専用メールに送信する。
 「パスポートの顔写真のあるページのコピー」「パスポートのVISAのあるページのコピー」「航空券(eチケット)」「戸籍謄本」「就労者のワークパーミット」これらの書類はVISA取得ができていればそろっている書類。「申告書」は大使館のHPからダウンロードして記載。問題は「旅行保険の保険証のコピー」「ASQホテルの予約証」になる。
 「旅行保険の保険証のコピー」は、保険会社と少し交渉が必要で、「滞在期間中の10万米ドル以上もしくはそれに相当する治療補償額の英文 医療保険証。1年以上タイで滞在を希望する場合、医療保険期間は1年以上でなければなりません。また、海外医療保険証には新型コロナウイルス関連疾病治療費を付保することを確認し、明確に記載しなければなりません。」と記載があり、「10万米ドル以上もしくはそれに相当する治療補償額」の内容で加入し、「医療保険期間は1年以上」であり、「新型コロナウイルス関連疾病治療費を付保」必要がある。そして、これら3点を英語で記載した証書が必要なので、少しややこしい。保険会社も何度か同じ手続きを取っていれば、話は早いが、初めてだと交渉に少し時間がかかると思う。とはいえ、保険会社には理解してもらわなければならす、これがあって初めてタイ入国がかなう。
 最後に「ASQホテルの予約書」である。ホテル側は慣れていて、メール等でPDFを送ってくれる。ただ、どのホテルにするかが一番のポイントなので、以前作ったブログ「タイ政府代替検疫施設(ASQ:ALTERNATIVE STATE QUARANTINE)ホテルの選び方」を見てほしい。

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