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幼児期に必要な食農健康(いのち)教育シリーズ #3

2023年10月から学校法人博多学園の食育推進担当顧問として、同系列の二つの組織(博多東幼稚園、小中一貫志明館)において、「食育推進プロジェクト」を立ち上げ、日々取り組んでいる具体的な実践内容を定期的に配信しています。

背景と目的:現代の日本は、少子高齢化だけでなく三つの軸(「健康軸」「子どもの教育軸」「地方創生軸」)からもさまざまな問題を抱えています。

■教育問題(現代病の低年齢化=小児生活習慣病の増加、アトピー・アレルギー問題、発達障害児の激増、不登校や引きこもりの増加等)
■健康問題(全世代による現代病の長期慢性化(=がんの激増)、輸入食品及び食品添加物の増加、化学物質の多量による経皮毒等)
■農村問題(農業従事者の激減、原材料の高騰、生産年齢人口の空洞化、耕作放棄地及び空き家の増加、医療費が国家財政を圧迫等)

★好きな言葉
「食は元なり、体は末なり。心はまた末なり。」

令和6年度地域での食育推進事業(農水省)に採択決定

昨年度に私が描いた事業計画書の新規性と独自性の高い企画内容が認められ、福岡県内で数少ない満額採択となりました!!

博多東幼稚園の食育ビジョン

いのちのサイクル

昨年12月から現代の課題を解決するためにどんな新しい食育ビジョンが必要かを着想し、今年の4月に園内の食育推進プロジェクトチームの皆様と一緒に仕上げました。

博多東幼稚園食育ビジョン

第1回食育講座『だし編』

博多学園幼稚園統括本部の梅津総園長(元小学校校長、家庭科教諭)と連携して、総園長が7つのグループ幼稚園の保護者を対象に開催されているマザーカレッジで、食育に特化した講座を3回行わせていただきます。

本物のだしの飲み比べ体験

6月11日に、北九州市門司区で100年以上、だしを専門に事業を行っている株式会社オク取締役の奥裕美さんを講師に招き、保護者10名に講演と体験を企画しました。

だしの基本を初めて学ぶ参加者たち
子どもの味覚は大人より5倍も敏感!?
初めて見る本物の鰹節に興味津々!
本枯れ節削り体験
昔と現代の削り機材を両方体験
3種類の鰹節の食べ比べ体験
どれも深みのある味でした!

保護者の声

◎Aさん
「人生で初めて鰹節削りを体験できて貴重な時間になりました!あんなに風味や味の旨味が変わるなんて驚きでした!思っていた程、敷居は高くなさそうなので家でも試してみたいと思います!」

◎Bさん
「こんなにも手間暇かけて、日本の食文化の真髄である出汁がつくられているのを知りませんでした。味覚が敏感な子どものうちに、より良いものを食べさせてあげたいと感じました。」

◎Cさん
「家ではあまり気にせずにスーパーで購入した添加物入りの出汁パックを使っていましたが、今回の体験を通して、早速天然のものを使っとみたいと思いました。」


博多東幼稚園公式Instagram

定期的にInstagramで畑栽培や食育活動の様子も配信しています。

オーガニック野菜づくり

給食でオーガニック野菜を食べる

※オーガニック野菜は、自分たちが栽培した収量になります。

ぞの先生の食育ちゃんねるでは、3つの軸から様々な食育コンテンツを配信中。

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