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吠える

2007年6月

今日はダスキンアジア障害者リーダーシップ第8期成果発表会へ行ってきました。

去年の9月から選ばれた6カ国の未来のリーダー達は3ヶ月間日本語の読み書き、日本手話を学んできました。
カンボジア(肢体障害者)、カザフスタン(視覚障害者)、ネパール(肢体障害者)フィリピン(聾)、台湾(肢体障害者)、ラオス(視覚障害者)の6名。3ヶ月の日本語研修後各自で各地へ研修へ。

日本で得た福祉制度を自分の国に応用して、設立できるように。
それぞれ皆いい顔で自分の国の未来は彼らにかかっているのである。

もちろん、サミーも同席。

久しぶりに会えた旧友など聾8人で発表会の後にグループでコーヒーショップへ。
そしたら店長が犬は入れません。
聾8人みんなでペットではないと店長に詰め寄る。
聴導犬ですよ。
「でも、犬。お客さんがなんというか分からない。外につないで置くことは出来ませんか?」
この店長こそ教育になっていない。なんとまあ理解が無いこと。
この暑い日に外につなげ?この店長は動物虐待にも等しい!
この店の名前はカフェ・○× 四ッ谷店 。
ろう8人皆で「厚生省に報告するからね」どうしてそんなに理解無いの?

仕事犬なのに?
盲導犬でも断るって言うこと?
何のために法があるの?
ってみんなに言われた。
つまり私は経験しても、他の皆は始めての経験だったのだ。
だからこそ、そういう理解してもらう必要があるから
各地で講演しているのよとみんなに話した。

他にもT◎△ Coffeeも対応が悪かった。
シャーリままと一緒に入ったとき、犬は駄目って。
シャーリままが「ペットではなく厚生省で認められた聴導犬といって仕事犬なんですよ」と説明したのに
ただ犬は駄目だと。
最後には「喫煙席ならどうぞ」って。
タバコは嫌いで体に悪いのに、そこへお勧めする店ってどうかと思う。

スターバックスは対応はよし!
普通に入って、普通にコーヒーが飲める。

幾つかたくさんコーヒーショップがあるが、未だに補助犬の認識が低い。
厚生省に報告して、指導が入るようにすることになる。

とても対応が良かった店は大阪へ行った時です。
お店に入ったら、店長はしっかり補助犬の理解が出来ていて
普通に席を案内していただきました。
そのときに、お客さんに
「聴導犬という耳の聞こえない人をサポートする犬が入ってきます。
もし、犬アレルギーの方が居ましたらおっしゃってください。」

と説明していました。
席に案内されて、食事を注文した。もちろん、食事を運んできては
サミーは黒いので見えづらい。店員は気をつけていたのですが、サミーの体の一部を踏んでしまい、
サミーが「痛いって、ワン」
店員は
「すみません。今聴導犬を踏んでしまいましたのでワンといいました。」
とお客さんに吠えた理由説明し、誤解のないように配慮していただきました。お客さんは、偉いね。痛かったんだね。おとなしく待っているもんね。
お客さんが席を離れた時に「頑張ってね」っとおっしゃって頂き
快くお店に居られて食事もいっそうに美味しくなりました。

そういう店が増えてくることを祈りたい。

店の名前の様子を書いたのは少しでも皆さんの力を借りて、
補助犬は店には入れるんだよという呼びかけの協力をいただきたいからこうして書かせて頂きました。

他の店で、店長が補助犬のことを知らずに一方的に断れて、
私は頑張って説明したもの上手く伝わらなかった。
補助犬法を知っているお客さんが私の代わりに説明して助けを頂いた時もありました。

知らないことは知らないかもしれないが、学んで次のステップにつながって
理解を得られたら一番いい方法だと私は思っていますが、
現実はなかなかそう行かないものです。

そのため、去年新たに厚生省へ受け入れの義務化という法案を提案しました。そうでもしないとなかなか法があっても受け入れない、何のための補助犬なのか?法のそのものが成り立っていないことになる。

残念なことだが、その店は理解を得ることが出来なかったのでまずは厚生省に報告だ。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪