牡鹿半島 島めぐり Self Guided Tour #1

仙石東北ライン

仙台から女川へ

電車を逃したら一日一本、特定週末運航の11:00発、金華山行きのフェリーに乗れないので、余裕をもって仙台駅へ。早めに並んで座っていきたい、という気持ちも。でもそんな心配は無用で、あまり混んでいなかった。仙石東北ラインで石巻駅へ行き、そこから石巻線に乗り換えて女川駅に。どちらも座れてのんびりいけた。ちょっと雲は多いけれど、たまに日が差す。ちょうどいい感じ。

石巻駅のトイレ案内

無事にフェリーに間に合う時間に女川駅に到着。ここはPASMOが使えなかった。紙の降車証明書をもらって、PASMOが使える駅で、記録をクリアするよう言われた。駅は震災後に新しくなったはず? なんで使えるようにしなかったのだろう? オフシーズンだから改札でそれほど並ばなかったけど、ピークのときは? と思ったけれど、震災後はや12年。問題ないからないはず。機械設置は維持費など、コスト高で見合わない? 快適そうな待合室の光熱費などと照らし合わせ、コスト削減の対処になったのか、など、いろいろ想像してしまう。

女川駅のホームから

フェリーチケット売り場の親子

駅から10分くらいの乗船所。通り抜けたのは、震災後に整備されたであろう広々としたきれいな遊歩道。島にはお店はないというので、途中の雑貨屋さんでバナナを買って、少しそれたところにあったコンビニに寄ってホットコーヒーを買い、飲みながらぶらぶらとチケット売り場へ。事前に予約の電話を入れていたから焦る必要はなし。

チケット売り場に並ぶと、前にはベビーカーに小さな子を乗せた若い夫婦。島にはベビーカーではいけない、と言われて、ママが紐で子どもをだっこ。ちょっとたいへんそうだけれど、無人の島だし、自然の保存にはいろんな決まり事があるのはしょうがない、のかな。でもたいへんそうだった。ピーク時は予約したほうが安心だろうけど、今回は二人だったら当日でも問題なく乗れた感じ。

揺れるフェリーで金華山へ

外のデッキは少し余裕がある感じだったけれど、中の船内はだいたい席はうまっていた。観光客と信者の人と、どちらが多いのかはわからない。かなりの揺れで、少し残っていたコーヒーどころではない。案内人の船の先導さんが、金華山にまつわる楽しい話で笑わせてくれた。それがなかったらけっこうキツイ船旅かも…。1番揺れる場所と言われたらところでは、かなり踏ん張った。

ようやく金華山に到着。ここにあるものは砂粒ひとつ持ち帰ってはならない、とのこと。そんなふうにして今ある状態を維持している。守らなくてはならない大切な約束。

金華山神社
フェリーポートを見下ろして

鹿と木と銭弁天

人よりも鹿の数が多いという話を読んだことあったけど、休憩中なのか食事中なのあ、あまり見かけなかった。でも、あちこちに豆粒みたいな黒いフンが落ちてた。海岸にもあったということは、そこまで降りてきているのだろう。のびのび楽しく暮らしているみたい。よかった、よかった。

鹿のお昼寝タイム
老木から若木
銭洗い所

三回お参りすれば一生お金に困らない

銭洗い所で、コインを一つ洗ってお財布へ。船頭さんは、三回参れば一生お金に困らないと言っていたけれど、一回でも少しはご利益あるだろう、と期待して。次のプロジェクトが決まりますように、とことある度に願ってみた。願いが叶えば、そこから賃金を得られる。つまりはお金に困らない、という流れになりますように。

海岸でバナナ

滞在を終えて女川へ

神社散策を終えて、戻り13:30発のフェリーの時間まで砂浜でひと休み。帰りのフェリーもまた揺れた。風を浴びていたほうがましかもしれない、と思い、後ろのデッキへ。乗客のひとりがカモメの餌のかっぱえびせんを買ってまいたら、あっというまにカモメがあつまって、フェリーを追いかけてきた。おいしいおやつタイム。

カモメのおやつタイム

でも、けっこう揺れるフェリー。後ろの席の学生っぽい男子は、眺めることさえできず、エチケット袋を持って必死に耐えていた。

島めぐり(金華山)の一日目終了

近くの公園で見たてんとう虫

40分弱フェリーに揺られて、女川へ戻る。まだゆらゆらしている胃を休めるために近くの公園でひと休み。土曜日だからか、家族連れが何組か遊んでいる。ちょっぴり肌寒い。とりあえず宿泊施設へ戻って休んでから駅併設の女川温泉ゆぽっぽでのんびり。

トレーラーハウスの宿泊所
ゆぽっぽ入口

牡鹿半島の島めぐり、一日目、無事に終了。明日は石巻からフェリーで田代島へ。

行程: 仙台→女川→金華山→女川(泊)


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