早く帰りたい

先日サークルに行きました。
活動自体は嫌いではない。むしろ好き寄り。

いつもは4限が終わったら帰るのに、その時間からサークルが始まるのだ。
強制参加ではないのだが、先輩方は5限が終わってからでも来るので、
なんだか家でゆっくりしたい、という理由だけで欠席するのが申し訳ない気がした。

私は基本的に、早く帰りたいのである。用事が終わったら、特に寄り道はせずに一刻も早く家に帰りたいのだ。
だから、授業が終わったのに、わざわざサークルに行き、わざわざ帰りが遅くなるようなことは本当は嫌なのだ。しかし、毎日のことでもないし、所属してるからにはある程度顔は出そうということで、帰りたい気持ちをぐっと抑えて参加することも少なくない。

ちなみに私のサークルは茶道サークルで、かといってガチではなく、
本当に、のほほんとお茶を立てて、お菓子を食べておしゃべり、というゆるすぎるくらいの活動である。作法のさの字もない、と言ったら、けしからん!と思われるかもしれないが、現状、そんな感じである。

その日は私が行った時にはすでに二人の先輩がいて、私が加わり3人で先生の話や車の教習所の話をしていた。

楽しいは楽しいのだが、だんだん、帰りたくなってきた。とても眠かった。途中で抜けようかなと考えた。結構本気で。
でも言い出せないのが私である。
「今日ちょっと途中で帰ります。」と言うだけなのだが、その後「何か用事?」なんて聞かれたら、どうしようと思ってしまう。
対面で嘘をつくのが苦手である。
結局最後まで参加した。

不思議なのは帰りの支度をするとなると、なぜか少し元気になるのである。
今まではあくびを我慢しながら(←我慢できてない笑)静かにうなずくだけだったのが、活動の終わり際になると、話を広げたり、しっかり話に対してリアクションをするようになる。
それだけ帰れることが嬉しいんだな、って思った。
でもそれを行動としてそうやって表に出してしまうのは子供だな、とも思った。


早く帰りたい、って思うのはきっとこれからもずっとあるけど、
それを表に出してはいけないよなぁ…
気をつけよう。

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