聞く力こそが最強の武器である。を読んでみた。

----------書籍情報----------------------------
書籍名:聞く力こそが最強の武器である
著者:國武大紀
レポート作成者:門倉勇也


皆さんは人前で話す事が得意な人に憧れをいただいたことはあるでしょうか?
多くの人が「この人話すの上手だな、、いいな、、」
と思ったことがあると思います。
でも実際ビジネスのシーンで一番大事な事は、相手の話を聞く事です。
先週読んだ書籍でも、話す前に一番最初にする事は、誰を対象にして話して、どのような状況で聞く側の人がいるのか、確認をする事でした。
という事は、実際に話す上で一番大事なのは相手の状況を確認することが出来る、「聞く力」一番重要になってくるのです。
本書では具体的にどのように人の話を聞くべきなのか記載していきます。

話を聞いているのに聞けていない人

普段の生活で相手の話をしていて、話しやすい人と、話しづらい人は居ると思いますが、その差は何でしょうか。

これは仕事上の上司や、頭の回転が速い人に多くありがちなケースですが、
相手の話を1言、2言だけ聞いて、アドバイスをしてしまうケースが多くの人がやってしまうミスです。
上司や頭の回転が速い人は、人の話を聞いている内に、話している人の会話を聞きながら、その会話について解決策などを考えてしまっており、
相手の会話を途中で遮って指示を出してしまうのです。

当然話す側の人は、しっかり話を聞いてくれない人だと判断するので、
仕事上では何か問題が起こった時も報告をするのが後手に回ったりしてしまうケースが多くなります。

アドバイスという物は相手が求めてきたときに始めてする事であり、
友人関係の中では、ただ話を聞いてほしい瞬間もあるので、
聞き上手になり、相手の思っている事、考えている事を深く知りたいと考えるのであれば、相手が求めてきたときに限ってアドバイスをするようにしましょう。

聞く力とは相手を理解する力

聞く力が何かというと、相手を理解する力です。
ビジネスシーンではお客様毎に相手を理解して、
お客様に合った、提案の仕方、話の仕方が必須になります。

その為、話をする力があるよりも、その前に相手を理解するための力である、聞く力がとても大事になります。

相手を理解するには大きく2つの理解が必要になります。

1つは「相手の話の内容を理解する事」
そしてもう1つは「相手の感情を理解する事」
この二つになります。

大事なポイントとしては、相手の話を聞く時にこちらの解釈などを一切入れず、ありのままの話を聞くことが大事です。

ここで勝手な解釈が入ってしまうと、話しとしては、とってもずれた解釈をされる事になるので、当然その後話を機会は減ります。
「どうせ~~だろ」等の言葉はとても気を付けましょう。

具体的にどういった点を意識的に注目するかというと、
・相手の顔の表情はどうか?
・声のトーンはどうか?明るいか、暗いか。
・姿勢はどうか?
・緊張はしていないか?

さりげなく自然に観察するようにしましょう。
2つの視点で話を聞くと、相手はとても話を聞いてくれたと感じてくれます。


信頼関係が気付けない人は話下手なのではなくて、聞き下手

信頼関係は互いに理解をするところからスタートします。
実際には相手に対して「好奇心」から関わる事が重要になります。

だからと言ってこちらから会話を無理に作るのではなくて、好奇心を持って相手の話を聞くことが大事です。
そこでよく出てくるのが、相手に好奇心を持てない。
という考えです。

これは、相手の話を聞いていないから好奇心を持つことが出来ないのです。
相手の話をしっかり聞いてみると、意外な共通点や素晴らしい一面を見つける事が出来て、相手に対して好奇心を抱くことが出来るようになります。

聞くことが下手な人の具体的な行動は、「相手の話を遮る」です。
相手が話しているのにも関わらず、食い気味に相手の話を遮って会話を終わらせてしまうと、話しても会話をし続けようとは思いません。

聞き手としてこれは絶対にNGな行動どうです。

次のケースは「生返事しかしない人」です。
家庭を持っている父親に多いケースの様ですが、
相手の話に対して、「うん、あ、そう」しか返事をしないパターンも、
無関心と思われてしまうケースになります。

まずは相手の方に体を向けて、顔をしっかり見て話しを聞く様にしましょう。

このようなケースをやってしまっている人は意外と多いと思います。
お客さんとはそんなことしないよ!と言う人も社内の部下に対してどうでしょうか。
上記のようなケースをしてしまうと、相手は自分に対して関心がない、軽く扱われていると感じてしまいます。

また、一番厄介なケースなのは、話すが上手い人が上記のような事をしてしまうと、自己中心的な人という見られ方がとても強くなってしまいます。

人と人の信頼関係を築く、3つの原則

信頼関係を築くには、自己理解、相手理解、そして相互理解が必要になります。
信頼関係を気付くにはまず「聞く事」からスタートしますが、
一番最初に聞く対象は、「自分」です。
自分が大切にしている価値観を理解する事です。

自分が自分自身を深く理解をした方が、相手にも自分を理解しやすくなります。

そして、次に大切なのが相手が大事にしている価値観を確認する事です。
相手の出身地なども大事な情報になりますが、一番は価値観を共有する事が大事になります。相手の価値観をしっかり理解しないとミスマッチな行動をしてしまう事も考えられますので、相手の価値観を自然に聞けるようにしましょう。

相互理解は相手に合わせ過ぎず、
且つ自分自身の価値観だけで物事を設定しない事が大事になります。

夜の食事を一緒にする事を例に考えると、自分が中華が好きだから、相手の事を確認せず、中華を予約してしまうのは自分よがりですし、
反対に相手に合わせ過ぎてしまうのは、それは素晴らしい時間を一緒に共有する事はできません。

あくまでも相手と自分が納得する場所を選択するようにする事が相互理解になります。

まとめ

相手と信頼関係を築きたいと考えたら、まずは相手の話を聞くことに手中をする。
そこに対して自分の価値観や解釈を入れずに話を聞かずに聞かなければ、
信頼関係を気付く事はできない。

相手が話をしている時はこちらの思考は聞く事だけに集中する。
聞く事=非言語コミュニケーション 相手の下記を観察する。
非言語コミュニケーション=(うなずくや相槌)

観察箇所
・声のトーンはどうか?明るいか、暗いか。
・姿勢はどうか?
・緊張はしていないか?

話を遮る事と、生返事は相手からの信頼を失うので絶対的にNG.

また、相手との信頼関係を気付くには
ビジネスにおいても、友人関係 家庭においても価値観を共有して、
相互理解をする事が必要になる。

以上を実施して、顧客との関係構築を行い、ロイヤルカスタマーを増やしていきましょう。

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