こう考えれば話は一瞬で面白くなる!を読んでみた!

----------書籍情報----------------------------
書籍名: こう考えれば話は一瞬で面白くなる!
著者:小川仁志
レポート作成者:門倉勇也


皆さんは人前で何か話をする事があるでしょうか?
人前でなくても、誰かに対して何かを伝えるために会話をする時はあると思います。
本レポートは「こう考えれば話は一瞬で面白くなる!」を読んだうえで僕が相手に何かを伝える為には何が必要なのかをまとめたレポートになっています。

伝える為には考えなければならない。

人に何か物事を伝える時に、考えた上で話している人がどれぐらいいるでしょうか。
勿論、何かのスピーチをする時は準備をして、考えた上でスピーチをする人が多いと思いますが、
普段の生活の中で常に考えながら話しているか、、、
といわれると、そうでもない人も多いのではないでしょうか。

先程から、「考える」という言葉を使っていますが、
具体的に何を考えるべきかというと、
「伝える相手の事を一番に考えなければいけません」

これは当たり前そうに見えて、普段の生活では考えずに話してしまっている事はとても多いと思います。

実際に準備をして話すときですら、相手の事を考えずに話しているケースはあります。
結婚式等のスピーチで、空気を読めず延々と話し続けてしまう方などいますが、最たる例かと思います。

なぜ、伝える事を考える時に一番考えなければいけない事が、
伝える対象の事かというと、
相手に物事を伝えるという事は、「相手の心を掴む」という事になります。
その為、どんな相手に、どんな話を、どんな状況で、、という事を考える事が、「相手の事を考える」という事になります。

上手く伝える為の4つのステップ

1.趣旨を理解する。
最初のステップは相手の想いを知るという事です。
ここでズレが生じてしまうと、いい話を仮にしたとしても、
「自分には関係ない」ととらえてしまう事が多くなります。

例えばですが、仕事の相談をしたい人がいて、
何も話を聞かずして、「自分はこうしている」「自分達の世代はこうだった。」など話してしまっていると、全く相手には入りません。

まず、相手は「相談を聞いてほしい」のに対して一方的に話してしまっている時点で相手は関係のない話を聞いてしまっている可能性もあるのです。

ここが一番大事な部分になるので、会話をするにしても、スピーチをするにしても絶対的にここは外してはいけないポイントになります。

「相手に伝える」という事が今回のレポートではメインですが、
伝える為には相手の事、聴く人の事を理解しなければ相手に伝える事はできないので気を付けましょう。

2.構成を考える。
趣旨をとらえた後は、話す構成を考えましょう。
話す構成の順序がおかしいと、話の1つ1つは面白くても、
面白くなくなってしまう事があります。

時系列が行ったり来たりしてしまっている話だと、
これはこれで相手が理解できず、話を聞いてしまっている可能性があります。

ビジネスのシーンでは、結論から最初に話す方が喜ばれます。
理由としては、各々仕事を抱えている為、時間は限られているので、
結論から話すことが喜ばれます。

逆に講演や人を感動させたいときは、
最大の山場をさいごにもってくる方が感動されます。

構成もその場のシーンや相手によって入れ替える事を意識しましょう。

3.材料を集める。
趣旨、構成の次は、話の材料を集める事です。
何か物事を相手に伝える時は、エピソードや事例がある方がイメージしやすくなるのです。

そこで自分が伝えたい内容にマッチしたエピソードや事例を集めるようにしましょう。

ここで例えを間違えると、「また始まったよ。。」と思われてしまうので気を付けましょう。

せっかくいい話をしていたとしても、「たとえ」で話の腰が折れてしまう事もあります。
無暗みやたらとたとえ話をすればいいという訳でもないので、
趣旨とずれないたとえ話を入れるようにしましょう。

4.言葉を選ぶ。
最後のステップは言葉を選ぶですが、
これはうまく話せるように言葉を選ぶわけではありません。
具体的には、相手の波長と合わせた言葉を選ぶという事が大事になります。

よくある例が、コンサルタントがやたらと横文字を使うケースですよね。
カタカナばかりで何を言っているのか分からず、しまいには「ちょっと苦手かも」まで思われてしまいます。

そうならないように、相手がどのような波長で普段話しているのか、
スピーチの場面などでは、どのような話し方が趣旨に沿っているか。
という点をしっかり分析する事が大事になります。

伝わる力か付く思考パターン

・弁証法 ネガティブな言葉のパワー
一見ネガティブな表現をプラスに使うと、意外性がうまれ、意外性を言葉に力を与え、相手にとても伝わり易くなります。

書籍に書いてある例で言うと、
関西人の人は良く、「アホ」という言葉を使います。
「アホ」は「バカ」などの類語であり、基本的にはネガティブな表現です。

しかし、関西の人が言う「アホ」にはポジティブなニュアンスが多く含まれているみたいなのです。
逆に言うと、「お前、あほやな」は、関心や驚きを含めた称賛の言葉なのです。

ご飯を食べている時に、「マジやばい」「これやばくない?」という言葉を使うのも同じようなニュアンスですよね。

つまりネガティブな言葉をポジティブな意味に転じて使うと、
マイナス側にあった強いエネルギーが逆側に向き、とてもパワフルなメッセージになるのです。

・帰納と演繹 人に物事を伝える時には2人目の自分で考えましょう。
帰納というのは、簡単に言うと、経験論という意味です。
この理論は1つ1つの経験が知識となり、積み重ねる事でこの世界の物事は理解する事が出来るはず。という考え方です。

逆に演繹というのは、合理論といわれており、
人間は先天的に、思考にって物事を認識することが出来るので、
理性によって順を追って、思考すれば理解できるはずだ!
という考え方になります。

具体的な経験から、理論づけてい行く帰納は堅実かつ確実な意見を出す事が得意で、頭の中のイメージを具体的に例に結び付ける演繹はインパクトのある意見を述べるのに役立ちます。
これは誰かに物事を伝える時も上記パターンと類似しており、
説得性重視か、インパクト重視かを見極めて使う事が良いと思います

上記を理解したうえで、何かの物事に対して、
2つの自分がいる事を理解して考える事が重要です。

今の自分は帰納に寄った考え方なのか、それとも演繹に寄った考え方なのか。
相手に何かを説得しようとした時に、相手が、帰納タイプか、演繹タイプでも話の入り方は全然変わってくるので、物事を考える時の1つの軸として
帰納・演繹という事を理解しておきましょう。

まとめ
実際に何か相手に物事を理解してもらうためには、
相手がどのようなタイプなのか、という事をしっかり考えましょう。
また、相手のタイプだけでなく、話をする状況などでも相手への伝わり方は大きく変わってきます。

その上で対象がどのような会話を求めているのかは絶対に外してはいけません。
何か依頼や相談を受けた時は最初に相手の事を理解するヒアリングから始めるようにしましょう。
そうする事で、コミュニケーションロスも減り、円滑なコミュニケーションが出来るようになるはずです!


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