言語化力~言葉にできれば人生は変わる~ をよんでみて。

----------書籍情報----------------------------
書籍名:言語化力~言葉にできれば人生は変わる~
著者:三浦 崇宏
レポート作成者:門倉勇也

自分の言葉を普段の生活、仕事でどれだけ拘って、使っているでしょうか。
ビジネスマンであればプレゼンテーションの際やお客さんとのうち泡わせの時はこだわって使っている!という事も多いと思います。

ただ、現実を見ると打ち合わせの最中の言葉の隅々までこだわって、言葉を使う事ができれいてるか、、、というと、難しいと思います。
逆に生活面で言えばこだわっていない人が多いのでは無いでしょうか。

実際に営業が強い営業マンもこだわって使っている方は多いと思いますが、意識し続けて言葉にしていたから自然とこだわっていた言葉が出ている人が多いはずです。

その為普段の生活でトレーニングを行い、どんな事を思考として持っておく必要があるのか学んでいきましょう。

変化が起きるのが良い言葉

良い言葉、と聞くと様々な解釈ができれると思います。
綺麗な言葉や丁寧な言葉、いろいろあると思いますが、
本質的に一番いい言葉が何なのかと考えると、行動を引き起こす言葉ではないでしょうか。

どれだけ美しい言葉であっても、誰の心にも届かなければ、
存在しないというのも一緒です。

その為、良い言葉と表現するよりも、強い言葉、効く言葉の方が分かりやすいと思います。

結局のところ、言葉は「変化の触媒」でしかないのです。

例えばですが、相手が自分に関心がない時に「食事に行きませんか?」と話したところで、恐らく断られてしまう可能性が高い。
なので、相手の行動を変化させることは出来ない為、強い言葉ではない。

逆に、以前に対象の相手が、すき焼きが好きと言っていたとして、
「すき焼き好きでしたよね?~~~のすき焼き屋がおいしいのですが、、」と誘ってみたら行動を変化させる可能性が高くなるはずです。

上記の通り変化を促す事が出来る言葉が良い言葉という認識を持つ必要があります。

人を動かすときの3つのポイント

言葉で人を動かすのは難しいようで、ポイントを抑える事によって、
簡単に動かす事が出来ます。

まず、第一に言葉でしか人は行動を変えない&人は無意識で発している言葉がとても多いので、意識して発言するだけでも大きく相手の行動を変える事が出来る。

ポイント.1
目的を明確にする。
ポイント.2
目的に向かうプロセスを明確にする。
ポイント.3
主語を複数にする。

まずポイント1はその言葉の通りで、「動け」というよりも、「鬼退治をしに行こう」と発言したほうが目的が明確なので動きやすいです。
言葉の中でも「何のために」という事を明確にすることで相手は行動しやすくなるのです。

ポイント2はプロセスを明確にする必要があるという事ですが、
どういうことかというと、目標の達成を目指して仕事をしている時に、
「目標達成するために頑張ろう」というのと、「このぐらい頑張れば達成する事が出来るから頑張ろう」という言葉であれば、間のプロセスが効いている側としては明確になってくる。
プロセスを明確に定義づけが出来る事から、努力のゴールイメージが明確になります。努力の目安が分かると人は頑張る事が出来るのです。
マラソンでも何キロか分からず、ただ走りさせられると、早々に離脱者が続出します。
逆に目標のキロを明確に示す事で、離脱者は激減するのです。
その為、目標に対して明確なプロセスを見せる事で行動の変化を促す事が出来るようになるのです。

ポイント3は主語を複数にする事です。
「鬼退治してこい!」ではなく、「一緒に鬼退治しに行こう」と言うのです。
視点をIからWEに変えるだけで相手が効いた時の印象は大きく変わります。
仕事を依頼したとしても、クライアントに対して「頑張ります」というよりも、「一緒に頑張りましょう!」と言うだけで大きく印象は変わり、相手の行動もかわります。

言葉で相手との関係を変える。

言葉は相手との関係構築のツールです。
これを理解したうえで、うまく使うと「関係規定」ためにうまく使える事もできるのです。
例えばですが、仕事をくれる相手の事をクライアントと言います。
クライアントと表現するので、自然と相手の方が立場が上になる事が多く、発言も下でになる事が多くなります。

これをパートナーという言葉に変えるだけで、関係は大きく変わります。
どの言葉を使う事によって、相手のとの関係性が全部変わってきます。
相手をどう捉えて、どんな関係を作っていくかは、言葉の使い方で大きく変わってきます。

言葉を見るのではなく、言葉で何が動くのかを見る事が必要になるのです。

言葉を変えれば印象も変わる

たった、2文字の言葉でも相手の印象は大きく変わります。
持っていく資料も、~~~の提案書という形で持っていくだけでも、相手は進めるか、進めないかの選択をする事が出来るように、資料を持っていった時点で出来るようになっている。
逆に、~~の企画などで持っていく事で、下からの立場になって提案をしているわけでは無く、相手は少なくとも提案という言葉よりは、最初からやらない可能性が低い状態で話を聞くことなります。

出来上がった資料に対しても「問題ないです」と返すのか、
イイネ、良かったよなどの発言を変えるだけでも相手の印象は変わります。
※前提として作りたい印象をコントロールしましょうという話になります。

相手のメリットを言葉にする。~交渉編~

人は交渉する際に、どうしても一方の角度から責めて説得をする修正がある。
しかし、自分のメリットの裏に相手のメリットも実はある事を忘れてはいけません。
例えばですが、ゴルフセットを10万円で欲しいのに対して、
奥さんに交渉したところ、お小遣いで購入しろと言われたとする。
大体はゴルフセットの良さなどを相手に教えて交渉する事が多いが、
ゴルフセットを購入する事によって、土日の時間、奥さんは旦那の面倒を見なくて済む、且つ土日に1人の時間が出来て有意義に自分の時間を使う事が出来る事を伝えて、土日多くの時間を有意義に過ごせる時間を手に入るよ、と伝えれば、OKをもらえる可能性がある。

自分だけのメリットではなく、多角的なメリットを相手に話す事によって、相手からの了承を取れることが多いの実践しましょう。

まとめ

キレイな言葉などではなく、強い言葉、効果がある言葉を使えるようにしましょう。
文章をキレイに書くというよりも、読んでもらっていかに相手が行動を変えるか、という事を意識して言葉にするだけでも大きな変化があるはずです。

人を動かしたい!と思った時は、目的、プロセス(定量化できる)を明確にする。
また、相手に対して1人でやってもらおうとするのではなく、
言葉では主語を複数にして「一緒に」等の言葉を使いましょう。

言葉で相手との関係を構築する。
どの言葉で関係性を表現するかによって、大きく印象は変わります。
例えばですが、職場の人を「仲間」と表現するのも印象を大きく変えます。
クライアントを「パートナー」と呼ぶば、これも印象が大きく変わります。
印象が変わると、相手との関わり方も変わるので実践しましょう。

上記に付随して、関係性だけでなく、提出物なども言葉を変えるだけで印象が変わります。

全てをまとめても、選択する言葉を変えるだけで自分が得たいものが大きく得られやすくなります。
ただ、普段の生活から言葉を意識しない限り、本番では得たい状況は得られないので、普段の生活から上記を意識して言葉を使いましょう。



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