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女性であること

僕の戸籍上、生物学上の性別は女です。
幼少期はプリキュアやアイカツを見て育ち、お姫様になることに憧れピンクのフリフリのドレスに憧れていました。
なので女の子扱いされることを強く望んでいたし、自分の性にも納得していました。
高校生になった今でも女の子らしい服装や可愛いものにコスメetc……が好きなままなのに自分の性が嫌になってきました。
前まで女の子であることに誇りを持っていたはずなのに…。

僕が自分自身が女であることが嫌な理由

①若くなければいけない、可愛くなければいけない、純粋でなければいけない
②男性に搾取される、男性に気に入られなければいけない、男性より下でいなければいけない
③生理

③以外は基本的に男性と関わってきてのトラウマ?からきています。

幼少期、毎日男の子からブサイクと罵られました。
今でも「派手髪にしたい」なんて言えば「派手髪なんて遊んでるように思われる!黒髪以外ダメ!!」と男性に言われたり、女友達から紹介された他校の男子高校生に「ハズレ」「一重とか好きじゃないし」「なんでこんなの連れてきたの」と言われる始末。
15のとき元カレ(20代後半)に「お前はもう若くない」と言われ中学生のほうにいかれたのがトラウマで歳をとるのがこわい。
ヤリモクの対処は日常茶飯事でおじさんのクソリプにもPayPayすらくれないのにキャバクラ対応で返し優しくてかわいい天使のような女の子じゃないとFFも離れていく。
葬式ではお茶くみ。
先生からのセクハラ。
女であることに疲れた僕がもっとも性別に関して本気で悩んだできごとがある。
同級生男子に

「お前のことブスだと思ってるけど溜まってるから誰でもいいからヤリたい」

と言われたことです。
いろいろあったあとこの同級生男子に無視もされ僕はヒステリックを起こしました。
そのときの周りの反応は

「簡単に身体を許したあなたが悪い。」
「付き合ってるわけじゃないんだし。」


え???僕が悪い???
付き合ってなくても自分はダッチワイフじゃないから人間扱いされたいじゃん!!
そうは言っても簡単にさせちゃう僕が悪いってなってしまう。
搾取されても文句は言えません。

それから自分は女でいることが嫌になりました。
搾取される側だと自覚して生きなきゃいけない。
けれど男なんかにはなりたくありませんでした。
何故かと言うと男性に嫌悪感があってあんな醜くなりたくないと思っていたからです。
(※僕は男性に嫌悪感はあるけれど依存している。それについてはまた詳しく書く)
(※素敵な人間として素晴らしい男性もいるのも理解していますがそうでない男性がトラウマでこのような表現をしています。申し訳ございません。)
それにかわいいものや服、コスメも好きでした。
だから男は違うなと思いました。
かといって中性かというと女の子としての自覚が自分の中でハッキリありすぎています。

僕はある頭のおかしな結論に至りました。
僕は女性になりたいわけではない、男性になりたいわけじゃない、中性にもなりたいわけではない。

お姫様になりたい

だったのです。
尊ばれる女性になりたかったのです。
けして搾取されるわけでもなく可愛くなければいけないのではなく存在そのものが高貴で可愛い…。大切にされるべき存在。
本当はそうだった。
私は女性ではなくお姫様になりたい。

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