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【元汚部屋女子】汚部屋から抜け出すためにしたたったひとつのこと《前編》

これは、何日かけても片付かない汚部屋暮らしから、そこそこ散らかることはあるけど、30分〜長くても1時間くらいでどうにかできるレベルの部屋になるまでのお話です。

作られた自分、現実とのギャップ

自ら言うのもなんだけど、わたしは友人から、センスが良くて、オシャレで、ストイックで、しっかり者だと思われている。と、思う。

誰しもありますよね。
こう見られたい、こう在りたいという姿を演じていたのです。
そうして作り上げた偶像の自分自身に、自分自身で苦しめられていた。
誰も本当のわたしを知らない。と、思っていた。

本当のわたしは、できが悪くて、自信がなくて、だらしなくて、足の踏み場もない汚部屋に住んでる最悪な欠陥人間なんだと。

そんな時に、ある人から「お前は自分と向き合い、変わらないといけない」と言われ、
汚部屋から完全に脱出したい。しなければならない。と強く思うことに。

いままでも、やりたいと思っていた

今までは片付けてみても、半月と持たず汚部屋に逆戻り。を繰り返していた。
片付けの本を読んだりもしたが、
「まずは洋服を全部床に広げましょう」
という冒頭に
「ものを広げられる床があるなら、それは汚部屋とは呼ばんわ!!」
と、怒りながら、絶望した。

なにから手をつけたらいいのか、途方に暮れ、思考停止していた。

号泣しながら送った写真

*画像はイメージです

「自分と向き合いなさい」とわたしに言ったその人はただ言うだけでなく、
思わず目を背けてしまうわたしの頭をがっしりつかまれて、強引に向き合わせてきた。

「部屋の写真を撮って送れ」
「いますぐ」

嫌だと言っても許されなかった。
本当に嫌で、泣きながら、送った。
でも、返ってきたのは本当に意外なメッセージだった。

「ペットボトルには中身が入ってる?家で飲む?飲まないなら持ち帰らずに捨てたらいい」

一言も、部屋のひどさには触れず、蔑まれることも、責めることもされなかった。

「片付けなさい」
「なんでできないの」
「だらしない」

子どもの頃、母から何度も言われていた。
誰も「こうしたらいい」とは教えてくれなかった。

できない自分を責めるんじゃなく、やれることからやればいいんだ。
少し心が軽くなった。

その上、写真の効果は絶大だった。
自分の部屋を客観視できるようになった。

わたしが次にやったこと

写真を撮り客観的に部屋を見ることで、自分の駄目さを責めるのではなく、どうすべきかを考えられるようになった。
これに目の醒める思いをした私は日々少しずつ片付けては写真を撮りそれをSNSで公開するという手段を取ることにした。

実際に投稿した記念すべき1枚目の写真がこちら

Instagramは知り合いに見つかるかもしれないため、当時あまりメジャーでなかった(と思うが情弱なので定かではない)RoomClipというお部屋専門のInstagramのようなアプリで、2018年の元旦にひっそりと開始。
素敵なインテリアでおしゃれなお部屋が並ぶ中、この写真は異彩を放ち、応援コメントが集まりちょっとした盛り上がりを見せたのでありました。

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長くなったので前後編に分けます。
後編は、このRoomClipによって、汚部屋がどのように変わっていったのかを紹介したいと思います。

よろしければ、後編もどうぞお付き合いください。

sami.

※注
RoomClipはとっても素敵なインテリアコーデが見られて、お部屋作りの参考になる写真がいっぱいのおしゃれアプリです。
こちらもぜひ一度ご覧ください。

https://roomclip.jp

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