購入しませんか?
シェア
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第18回はカタール。 立っているだけで汗が噴き出す。夏のドーハは気温40度、湿度70%を超える灼熱世界。 そんな砂漠地帯にも関わらず、世界最大の天然ガスのおかげで一変。街は超近代的ビルの摩天楼がそびえ、建設ラッシュが続く。 そんな沸騰する近未来都市にも、昔ながらの風景が残るスーク(市場)がある。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第17回はパレスチナ。 刑務所を思わせる威圧的な有刺鉄線のある壁と監視塔。 パレスチナのヨルダン川西岸地区を覆う高さ8メートルの壁は、分離壁と呼ばれる。壁の長さは450キロもあり、万里の長城には及ばないが、ベルリンの壁の3倍にもなると言われる。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第14回はヨルダン。 夏の盛りで気温は40度を超え、歩くだけで汗がほとばしる。 砂漠の大地に潜むシークと呼ばれるうねった峡谷の道を歩くこと30分。 念願のペトラ最大の岩壁遺跡「エル・ハズネ」が現れた。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第8回はフランス。 石畳の道をコツコツと歩く。教会の鐘の音色が街に彩を添える。 自由の女神をデザインしたフレデリク・バルトルディの生誕の地コルマールの街並みは、おとぎの国に迷い込んだかのようだ。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第10回はスイス。 登山が日本に伝わったのは、明治時代といわれる。 その開拓者がイギリス人宣教師ウォルター・ウェストン。3度にわたる長期滞在の記録『日本アルプスの登山と探検』(岩波文庫)を著し、世界に日本の山岳風景や風習を紹介した。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第9回はフランス。 ストラスブールほど、属する国が何度も変わった都市はないかもしれない。 長年、係争の地としてフランスとドイツ間で取ったり取られたりの国境の街。標識や看板の文字は、フランス語ではなくドイツ語のように見える。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第7回はデンマーク。 コペンハーゲン郊外へ車に乗ること約30分。車を降りて目にしたのは黄色と緑のカラフルな建物。 「きれいなオフィスだね。それとも美術館かな?」という私に「いえ、介護施設だよ」と、笑顔の知人。その言葉に驚いたが、見学中も驚きが止まらない。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第6回はペルー。 クネクネとした急な坂道をバスが登る。さすが世界七不思議のひとつ。世界中の言葉が飛び交うバス車内はまるで小さな地球だ。 しかし、長年の夢の舞台はもう目前なのに土砂降りの雨。よほど心痛な表情だったのか、隣のガイドらしき女性が声をかけてきた。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。24回シリーズで世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第5回はボリビア。 無音―。生物を寄せ付けない過酷な環境のせいか、静寂が視界を遥かに越える広大な湖面を覆う。 沈みゆくふたつの太陽が徐々に重なって、ひとつになっていく。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第4回はアメリカ。 「時間だ。行こう。」先住民ナバホ族のガイドの合図と共に、奇妙な形をした砂岩に囲まれた渓谷内部に入る。柔らかい砂上をザッザッと踏みしめ足を進める。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第3回はカナダ。 「空気がうまいなあ」
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第1回はニュージーランド。 「目をつむり、私の手を握って歩いて」マオリ族のガイドに身を委ねて静かな森を歩く。一歩一歩、土を踏む足音が重なる。 「さあ、目を開いて」言われるがまま瞼を開けると、思わず唸った。
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第2回はフィジー。 「ここは私たちの祖先が上陸したフィジー発祥の地なのですよ」と、ビセイセイ村住民のリンダさんが教えてくれた。 燦燦(さんさん)と降り注ぐ陽の光、心地よい潮騒、スローな時間が流れる。リゾート地を離れ、普段着のフィジーを探して村を歩いてみる。