VRChat上で大規模ワールドに多人数同時参加型の仮想世界を実現したい（構想）
この記事は特定の団体やイベント形態、VRCの文化、現存するワールドを否定する意図は一切ありません。
1.はじめに
この記事の本来の目的は自分が作ってる最中に自分が本当は何を作りたかったのか忘れないように完成までのロードマップをメモとして残しているに過ぎません。
基本的にはただの妄想なので読み物だと思って暇つぶしがてら読んでください。
これはストグラではないです。
ストグラって何？ 『ストリートグラフィティ ロールプレイ』略して『ストグラ』 GTA(グランドセフトオート)5というゲームを元に制作された、仮想都市”ロスサントス”。 そこで自分の分身となるキャラを作成し第二の人生を生きる、メタバース ✕ ロールプレイ の新感覚コンテンツです！
先日XでNoteの一部を切り取って投稿したところ多くの反応を頂けて、このようなワールドは求めてる人が多いと思うのと同時に少し勘違いさせてしまったと思いますので、まずは訂正をします。
つまるところこのプロジェクトはストグラなのでは？と言われている件ですが、部分的に似ているだけであちらは根本にゲームシステムが存在しているので、私の考えているプロジェクトでは、読者の皆さんが想像するようなギャングと警察の抗争、物品の売買などゲーム的な要素は一切ありません。
その様な要素を楽しみにしていた方には申し訳ないです。
（ゲーム部分のシステムは現状のVRChatでは技術的には不可能ではないが開発に途方も無い時間が掛かるので現実的ではないです。）
ではこのプロジェクトでは一体なにを目標にしてるのかを次の章から順に説明していきます。
とても長いので、friend+でフレンドのフレンドが来て自分一人が余った時など暇な時間に読むことをお勧めします。
本筋に入る前に少しだけ語らせてください
突然ですけど、日本人とPublicってめちゃくちゃ相性悪いですよね。
理由は様々あると思いますが、大きな理由の一つに治安の悪さが挙げられる事が多いと思います。
もちろん混沌とした雰囲気が好きな人もいるだろうし、その人たちを否定する意図まったくは無いです。
ただ、混沌は簡単に作れるが、秩序というのは作ろうと思うと難しい。
特にPublicの様な不特定多数の人間が存在する場合、これは不可能です。
「Public行ったら変な人に絡まれて怖いからもう行きたくない」
歴戦のVRChatterであれば、数十回は聞いたセリフだと思います。
ブロックなどで対策はできますが、そのブロック自体が別の問題を引き起こす事があったりで安易にブロックできないという人も多いでしょう。
これはもちろんPublicに限った話ではないですが...。
Publicって確かに変な人いるはいるけど、"一部"そういう人もいるだけで、面白い人や自分と気が合うかも知れない人はそれ以上にいるんですよ。
その人たちとの出会いの機会を失ってPublicに行かないのは勿体ないと思うんですけどね～（お気持ち）
なんで唐突にこんな話をしているかというと
単純にPublicは意外と楽しいぞ！という宣伝と、プロジェクトの構想を理解してもらうのに、必要な情報が少しだけあるので語りました。
お時間取らせてすみません。
ということで本筋の話に行きます！
2.多人数のプレイヤーが集まれる大規模ワールドを作り、そこで自由に仮想世界を楽しみたい。
おそらく皆が最初にVRメタバースと聞いて想像していたのは
例えばワールドにJoinすると知らない人がたくさんいて、中にはロールプレイを楽しんでる人もいて、その中で自然と出会いが生まれたりするし、
遠くにモニュメントが見えたらそれが気になるから「一緒にあっちまで行ってみませんか？」と気兼ねなく言えたりするわけです。
ワールド自体もオープンフィールドライクで自分の足で歩いて気になるところを確かめに行ったりして、まるでゲームの中に住んでるみたいな感覚。
このような仮想と現実の狭間みたいな世界観。
これが適切な表現かはわからないんですが、VRでする戦闘の無いMMOみたいなものを想像していたユーザーも多かったのではないでしょうか？
とてもロマンある世界ですが、残念ながら現状のVRChatには存在しないみたいです。
で、存在しないのであれば、そんな仮想世界をVRChat上に作ろうというのがプロジェクトの最終目標です。
ここから少しずつプロジェクトの構想について語っていきます。
できるだけ自分の意図を理解してもらいたいので丁寧に説明していきますが、その分長くなっていますので、ご注意ください。
まずは超ざっくりなワールド説明します！
大規模×多人数×交流が出来るPublicワールドが基本形となります！
まず大前提として人と人の交流の場なので只々デカいだけでは交流がメインのPublicとしての意味を果たせないので、交流が機能するレベルの広さ、そして街ブラしながら写真を撮れる程度クオリティを維持出来ているワールドを作ります。
そこでは、例えばカフェでUnity作業する人、そのカフェで働くキャストさん
荒らしという悪者…それを捕まえるセキュリティ。
ロールを持たないプレイヤーとしてそれを見物するだけでもいいです。
自由にロールプレイする事もできるし、ロールプレイしないでただ街をブラつくとかでも良いです。
また、このワールドはGroupの管理者によってGroup Publicとして限定公開されており、ワールド解放時は常にBAN権限を持つセキュリティが滞在しています。
つまり治安がある程度は保証されている比較的安全なPublicと言えます。
（海外に存在するこのタイプのワールド、日本でも流行ってほしい…）
そして最後にコミュニティ形成の場も積極的に用意したいと考えています。というのも、Publicで出会い、名前も黄色くなったフレンドと二回目会うのが大変だと感じたことはありませんか？
これには様々な理由があると思うので理由については割愛しますが、Publicでせっかく出会えた気が合うフレンドと少しでも一緒に居られるように、部活動的なGroupシステムも組み込みます。
プロジェクト自体とても規模の大きいものになっているので
全然語りきれていませんが、ざっくりとでも雰囲気が伝わってくれていれば幸いです。
次の章ではこのワールドでは具体的に何が出来るのかという話をします。
3.構想中のワールドの機能などを紹介
こちらはすべて構想段階です。
実装が不可能と判断された場合は普通に消えます。
ワールドは街の中心であるメインエリアと郊外のサブエリアに別れています。
メインエリア部分の大きさはPokoPeaLandと同じぐらいを想像してもらえればと思います。
あれ、案外小さい？って思ったかもしれないですが、VRChatの仕様上80人までしか入れないので巨大すぎると人と会えないということが起きるのでこの程度がギリギリ許容範囲かな思います。
メインエリア部分には施設が密接に配置されています。
街などのタイプのワールドは情報量が重要だと思っているので空っぽの建物は存在しません。
建物である場合は必ず何かしらの意味を与えるつもりです。
ただ同時に空間も意識しないと写真映えするワールドにはならないと思うので、そちらも大事にしていきたいですね。
（こちらに関してはまたいつか世界観を語れるときに説明します。）
サブエリアは人が歩くことを想定しておらず、
大部分を海や山などにすることによって後述の乗り物システムなどで楽しめる場所として存在できたらいいかなって思ってます。
すべてのエリアでいつでも自由にロールプレイを行うことが出来ます。
つまり「今から少しだけ暇だからカフェでキャストやろう」という気軽さで遊べるわけです。
他にも石ころのアバターになって道でぼーっとしてみたりとか...？
ロールプレイできる要素があるというだけで、別に無理してロールプレイする必要はなく、ただお喋りする為だけにカウンターに入ってみてキャストの真似事をしてみたり。
そのぐらい自由さがあるといいなって思います。
他にも先ほど述べた、セキュリティの監視による治安の良さについてですが、それでは騒ぐのが好きな人たちはこのワールドには居てはいけないのかというと、そうではなくて
治安を守るのと同時にメタバースは自由でないといけないとも思うので、騒ぐのが好きな人達用に人に迷惑を掛けず、適切なゾーニングができるように一部特例区を用意する予定です。
例えばワールドは上層と下層で大きく雰囲気が別れており、
上層は監視の目が行き届いているため治安が良く、その反面下層はアングラな世界観で他人に迷惑を掛けなければ何をしても良い無法地帯…的な？
（下層云々は構想中なので、ここではこれ以上触れません。）
Groupコミュニティのシステムも組みます。
こちらはVRChatに存在する部活動的な役割を持っていて、
趣味趣向の合う人同士でコミュニティを形成しようという事です。
Groupリーダーは＜目的＞＜活動時間＞＜募集内容＞を記載したグループを作り、自由に募集することができます。
あとは自由に活動して頂ければ、ひとつのコミュニティが形成されるのではないでしょうか。
そして必要に応じて後述のコミュニティホームを作成することもできます。
航空機や車などの乗り物を実装する予定です。
特に航空機でデカイ街の上を飛んだり、街中を車で爆走したりするのはとてもメタバースっぽくないですか？
他にも色々と小さなギミックを用意してはいますが、
ワールド最大のオマケとして謎解きストーリーがあります。
これは謎解きとして難しくはないけど、とても長い時間が掛かるように設計されます。ストーリー要素の部分も手を抜くつもりはありません。
協力要素なども必要にしますので、是非Publicで出会った見ず知らずの人と一緒に攻略をしてみるのもいいと思います。
以上、構想中のワールドの機能紹介でした。
他にもUIなどシステム周りの話をしてもいいのですが、
こちらはUDON制作の段階で消えやすかったりもするので
出来上がってからのお楽しみということで！
さて、最後にロールプレイをしやすい施設、そして汎用性の高い施設を重点的にピックアップしたので、そちらのリストを公開して終わりにしたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
一部施設と概要
カフェ、レストランなどの飲食系を複数。
RP用施設。BAR、居酒屋など
RP用施設。こちらは特例区に配置。V睡用ホテル
マッチング睡眠的な感じ。一人用もある。BOOTHショップ個人店
アバターや衣装の販売をしているお店のポスターやペデスタルを置く。
街ブラはもちろん、初心者案内などでも使いやすいように。マンション、共有ホーム
鏡とビデオプレイヤーぐらいの簡素な物になってしまいますが、みんなで使えるホームワールド的な所。色々な使い方ができると思います。Groupコミュニティホーム
麻雀Groupだったら麻雀が遊べるアセットを置いたりとかコミュニティ毎に必要な物を置く感じです。待ち合わせなどにもどうぞ。
ストリートピアノ、弾き語り用のスペース
自由に演奏できる場所。カラオケ、ラジオ収録場、映画館
音関係は技術的な問題で実装できるか不明。イベント会場
イベント用です。気球、飛空艇、電車など自動で動くもの
街ブラしたいけど、動きたくないとき用のギミックです。キャンプ場、図書館、教会、講義室、会議室
特に理由はないけど個人的に欲しいもの。
4.現状判明している問題点とか課題
ワールド容量がデカすぎる
MMDワールドのおかげでバカデカいワールドにそこまで嫌悪感ある人はいないと思うけど、それでもデカすぎると文句はでそう。大規模なワールドに80人は無理かも？
通常のPublicでは無理。ただアバターパフォーマンスを上げて、そして適切にカリングを行い、負荷分散をすれば問題ないことはわかっています。
GroupPublicで尚且つセキュリティがいるのでPoor、VeryPoorの禁止なども出来るので、ここは案外なんとかなるかも？UDON2がどうなるか不明
VRChatの気分の問題なので、こちらでは何もすることがない。制作者一人だと数年は掛かる
まぁ、一人でもやるんですが、やっぱり仲間は欲しいですよね。
特にモデリングできる人はなんぼいてもいいですからね。
制作メンバー募集中
モデリング全般
テクスチャ全般
UDON職人
基本設計、要件定義できる方
専用Discord の管理者（現在は募集してません）
現在はワールド制作に関わる人員を募集しています。
ですが、報酬は一切出ません。ボランティア活動です。
（必要なアセットはできるだけこちらで負担します。）
特にクリエイターは本来であればお金が貰える作業を無償で行うワケですから、モチベも下がりますし、おそらく制作には最低でも一年は掛かるので
最後まで付き合える忍耐力も必要です。
まったくオススメしませんが、それでも手伝いたい変な人はXやVRChatなどで連絡をください。
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