見出し画像

日本未公開サメ映画⑤「Noah’s Shark」の感想レビュー

こんにちは。映画館で席を譲ってくれと頼むカップルはサメの餌になればいいと思ってる鮫サメ子でございます🦈

さて、本日も私のサメ映画愛は止まりません。今回も日本未公開サメ映画を紹介します。その映画の名は、「Noah’s Shark」(ノアのサメ)。

ある日、Twitterで在米のTakさんという、フォロワーさんからこのようなメンションリプライをいただきました。

🦈<何々?Noah's Shark?これは見ないといけない!

なんとかフル動画を探し出し、鑑賞することに。Takさん…これはドC級じゃなかったよ…ドZ級でしたよ!

このタイトルは、旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」(Noah’s Ark)から派生したもの。お気づきの通り、あっさりと”sh”を足しただけの名前です…。

Noah’s Shark:ポロニアが魅せる聖書の世界

監督はペンシルベニアのスピルバーグこと、マーク・ポロニア!クソサメ映画界ではスピルバーグ以上の称賛を浴びている監督なのです。この他にも「ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲」「シャーケンシュタイン」などサメ映画の迷作を沢山輩出してる御仁なのです。今回もサメ映画の底をぶち破ってくれました。

さて、「Noah’s Shark」のストーリーですが、テレビ伝道師のベナとその撮影隊の話です。

テレビ伝道師のベナ

聖書のエピソードが随所に登場します。ノアには、後に記録から消されることになる息子、ザドギエルがいました。彼はサメの姿をした悪魔から方舟への乗船を頼まれ、初めは拒んでいましたが、サメはザドギエルに対し、この世のすべてを支配する権利を提供すると約束しました。この誘惑に負け、ザドギエルはこっそりとノアの方舟にサメを乗せようと試みます。しかし、彼の行為はノアに見つかり、ノアによって殴られました。そしてなぜか、ザドギエルはサメに食べられて命を落とします。

消されたノアの息子ザドギエル
サメに食われるザドギエル

このエピソードは、「エンドアの魔女の書」という聖書から抹消された書物に記されていたと言われています。昔、その「エンドアの魔女の書」とノアの方舟を発見した探検家が方舟を守るサメに片腕を食われ、命からがら家に持ち帰ったのが方舟の木片です。その木片に異様な呪いを感じた伝道師のベナは、撮影クルーと共に方舟を探しに向かいます。しかし、そこにいたのは方舟を守る謎の集団と魔女の幻影だったのです…

謎の集団のメンバー(一人しか出てきません)
映画の途中に差し込まれるエンドアの魔女の幻影

・・・どうです?意味不明でしょ?私がこれまで紹介してきた日本未公開のサメ映画と決定的に違うのは、ストーリーが何を伝えたいのかが全くつかめないところです。私もこの記事を書くために何回も見返しましたが、それでもいまいち理解できませんでした💦💦

話は少し脱線しますが、私の家はカトリック教徒で、子供の頃から神父さんの難しくて長い説教を聞くのがとても退屈でした。聞いたことない名前がでてきたり、普段使わない言い回しをしたりするので、説教時間はまさに拷問…💦そのため、「Noah's Shark」を観ていると、その時の記憶が蘇ってしまい、なんとも苦痛な思いになりました(笑)。ポロニア監督は、人間がどういうときに苦痛を感じるか、見事に描いていると感じました(これは褒めています)

映画の上映時間は70分ほどなのですが、ストーリー展開は3時間以上かかる映画のようにとてもゆっくりと進んでいきます。だから、始まってから50分近く経ってもまだこの段階なのかとツッコミを入れたくなることでしょう。そして残り20分でジェットコースターのように一気に話が進んで終わりです…

この映画の感想は非常に難しい…。観終わった後、私は何を観ていたんだろうと頭が痛くなりました…。「つまらない」「駄作」は素人でも言えます。しかし私は自称有名なサメフィル…そんな素人の感想は書かない!と思ったけど、やっぱり出てくる感想が「意味不明でつまらない」なんですよね。

なので、今回は世界最大の映画データベースサイトのIMDbからいくつか、感想レビューを持ってきましたので、紹介したいと思います

①Mike_Nogaさんの感想レビュー

タイトル:やめとけ!この「映画」を見るなよ! 1/10☆

俺は駄作映画が好きだ。そういう奴はたくさんいる。でもこの映画に時間をかけるな。これは”映画”と呼べるものじゃない。”非映画”みたいなものだ。これに楽しいところなんてない…何もないんだ。楽しみが逃げ出すようなブラックホールみたいなものだ。レビューを投稿するために600文字も使わなきゃいけないとしたら、今頃やめてるよ。だってこれについて言うことなんて何もないんだから。映画的失敗作だ。

タイトルとポスターはカッコイイかもしれない。でもそれだけだ。ポスターを見て、その場を離れるんだ。自分の頭で自分の映画を作り上げるとかさ。信じてくれこれは時間の無駄なんだよ。工業用下水処理の教育映画の方がまだマシだ。映画的大失敗だ。

よし!600文字の義務は果たしたみたいだ。俺が警告しなかったと言わないでくれよな

Mike_Nogaさんより

②kosmaspさんの感想レビュー

タイトル:一番面白いのは… 2/10☆☆

想像つくだろうけど、言っておくよ。面白いのはポスターとタイトルだけさ。この映画には救いようがないってもんだ。全てが馬鹿げていると思っても(正直なところ、そうじゃなきゃ見る気にもならないよな)、映画は自分が作りたいものばかり考えてるんだ。それじゃ、自分も観客も楽しめないからな

この映画は、くだらないアイデアやダジャレから生まれた、単なるバカ映画でいいはずだったんだ。CGIがどれだけ酷いかは言わずもがなだ。演技もせいぜい普通で、それも時々だけ。寛容になれるかもしれないけど、それはほとんど無理だよ。

だからさ…ポスターを楽しみにして、この映画に時間をかけるなよ - それは他の奴らがやってくれてるんだから

kosmaspさんより

③paul_haakonsenさんの感想レビュー

タイトル:ひどいサメ映画だよ… 1/10☆

まあ、この映画が悪いのは分かってたけどさ。それでも、俺はジョン・オーク・ダルトンという脚本家とマーク・ポロニアという監督が2021年に作った「Noah's Shark」という映画を座って見ることにしたんだ。確かに、タイトルは悪いけどさ…ノアの箱舟(Noah's Ark)のもじりだから面白いと思ったんだよ。

それに、映画のカバーやポスターも結構楽しそうに見えたからさ、もしかしたら、この映画はあまりにもひどいサメ映画で、逆に面白くて楽しめるようなものかもしれないと思ったんだよ…でも違ったよ…「Noah's Shark」はそんな映画じゃなかった。

「Noah's Shark」はとんでもなくひどい映画で、サメ映画を作ろうとしたけど笑えるほど失敗した作品だ。俺は半分も見る前に、このひどい映画に耐えられなくなってやめちまったよ。そうさ、ストーリーもエフェクトも最悪だったんだ。面白くて悪いというわけじゃない。ただ単に悪いだけだ。ジョン・オーク・ダルトンって奴は、この映画の脚本やプロットを書くときに何を考えてたんだ?

この映画のカバーやポスターが唯一の救いだったよ。

俺はこの映画に出てる俳優や女優を誰一人知らなかったし、見逃したとしても何も損はしなかっただろう。

俺は「Noah's Shark」に10点満点中1点をつけるよ。ひどいサメ映画はたくさんあるけど、「Noah's Shark」は史上最悪のサメ映画のトップ5に入るね。

paul_haakonsenさんより

どうですか?皆さん?観たくなったでしょう?🦈世界のサメフィルが頭を抱える作品なのです。

これは果たして日本上陸しても良いサメ映画なのだろうか…しかし上陸したら、間違いなくサメ映画の底はぶち破ることでしょう。

マーク・ポロニア…彼の才能に震撼させられました。

では皆さんシャークと共にあれ(May the Shark be with you)🦈🦈


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?