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ネット経由で見ることができる気象センサーで、雨と風を観測したい

ハウス内の環境計測は一応見るだけなら見れる様にはなりましたので、外の環境が見れるようになったらうれしいということで調べてみようと思います。と言うのも、私は山の谷あいに住んでいるということもあり、家の周りと少し出たところにあるハウスの雨風は差がありすぎて把握できないのが大きな悩みでした。また、天気予報を見ても雨量、風量はどの会社の数値が参考になるのかよく分からなかったりもします。予報と実際値を見てハウスの管理に役立てたいと思います。

では、何社か見比べてみます。


Netatomo パーソナル ウェザーステーション

気象センサーとして古くからあるといいますか、大手の商品としてまず選択肢として上がるのがこれでした。でもいつの間にか日本撤退し、米Amazonから買うのもどうなんだろうと思いながらたまに値段を見ていました。今回、この記事を書くにあたって検索かけてみると地味に日本再上陸しています。

日本公式サイトから販売サイトに行くと何故か海外の販売サイトに飛びます。12/2現在ブラックフライデーセールで親機(温度、湿度、CO2(0~5000ppm))+雨量計+風速計がセットで約190ドル。日本のAmazonでは親機+子機¥29,800、雨量計¥14,800、風速計が品切れになっています。

NetatomoはAPIを用意しているようなので、自分でもデータを活用もできるようです。ただ、日本であまり盛り上がらなかったせいか記事は古いものが散見される程度で、近年の情報はあまり見られないようです。

Amazonで買えるノーブランド気象計

とりあえず身近で買えるのはありがたいです。下に見てみた感じ何故か安かったところのリンクを貼ってあります。他のメーカーのを見るとWi-Fiでデータを飛ばせるのは普通¥35,000~位になるようです。

気を付けてほしいのはクラウドに上げられるタイプと、ディスプレイで確認するだけのタイプが混在していますが、価格がそう変わらないという謎な状態で販売されています。買われる際はお気を付けください。

あと、後述の商品でも気になってずいぶん確認したのですが、ここら辺の輸入ノーブランド商品は技適マークを取っているのか気になるところです。

ノーブランドと言うことで割り切って使うには3万オーバーはちょっとお高いと思いますが、¥18,000で買えるなら好きな人は買っても良いかも知れませんが、変な安さは変な理由がありそうなので自己責任でお願いします。なお、上でも書きましたが技適マークがなかった場合、違法の商品となりますので気をつけてください。

Ecowitt 気象センサー

これはNetatomoを米Amazonで検索かけていた時に見つけました。センサーもいろいろ種類がありますが、お勧めしたいのはWS90と言うセンサーで気温、湿度、風速、風向、降雨量、光強度、UV指数が見られます。また、可動部分の少ないセンサーなので寿命も長そうです。他にも、2番目のところで紹介したようなタイプなどもあります。

Wi-Fi側へのゲートウェイとして、ディスプレイ有のタイプと無のタイプがあります。センサーとゲートウェイのセット販売されている商品もあります。ゲートウェイによってセンサーの対応や接続数が異なるので注意。WN1821_C、WS3910_CはCO2の計測もできます。

驚きなのは、土壌水分計や、葉湿度センサー(翻訳するとこうなったけど、葉表面の濡れセンサー?)なんてあまり見ないワイヤレスセンサーも存在しているようです。

アプリや、WEBの画面はネットで見たところ、日本語には対応してないようなので、英語でしか見られませんが、基本数字で見るのであまり問題は無いかと思います。どちらも大体同じような感じとなっています。

このダッシュボードは、上に現在値、下にグラフを表示しています。例えば現在値の気温・湿度の欄で言うと温度(現在値、本日の最高値、最低値、一時間前との比較)、湿度(現在値、本日の最高値、最低値、体感温度、露点温度)と痒い所に手が届く表示です。

購入先と値段に関しては、アリエクスプレスで買うか直売サイトで買うかなのでしょうけど、直売サイトは日本に出荷しているか分かりません。日本のAmazonnでは商品をほとんど見かけませんので、値段でアリエクと直販を選んでみて、直販が日本に送らないようであればアリエクで買う感じでしょうか?

Wittboy GW2001(gw2000 Wi-Fiゲートウェイとws90 7-in-1屋外ソーラーパワーウェザーセンサーのセット)がアリエクで¥26,316。WN1821_C¥10,333、WS3910_C¥18,270+送料¥1,149。アリエクはクーポンで値段が結構変わるので、買い物するときは注意。あと、ゲートウェイとセンサー間の通信電波の周波数が三種類あって商品が分かれています。

と、ここまで書いたのですが、この機器は日本では使えません。それは、技適とっていないからです。それならと「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」で申請すれば使えるんじゃと思って、あちこち電話をしてみました。いろいろたらいまわしにされました。最終的に聞いた話では、ゲートウェイに関しては「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」で申請して使用できます。でも、センサーは使用している電波が三種とも一般使用を許可されている周波数では無い為使用できないそうです。現実的な手段ではこの周波数では使用できないようです。なので、ゲートウェイとセンサーを電波通信する使い方は日本では違法になってしましますので、絶対使用しないでください。大事なので二度言います。絶対にこの現行の商品は使用しないでください。

Ecowittに問い合わせたところ、かつては920MHzを使用した日本に適合した商品があったそうですが、あまり売れなかった規格で今は廃盤になったそうです。今後どうなるかわからないですが、日本対応を考えてくれると嬉しいなと思います(メールの問い合わせに、他の周波数帯で日本に対応できるか考えてそうなことを書いてました)。

最後に

結論として、適法でやろうとすると、高い商品を使用するか、安くても違法の商品だったりと、現在は気軽に始めるには少し難しいのかなと思います。もう一度言いますが、技適マークのない通信機器の使用並びに、使用の許可されていない周波数の電波を発する機器の使用は電波法に抵触しますので十分お気を付けください。

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