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『星占いの順位、別に信じてないけどなんか気になる』の回

朝のニュース番組を見ていて、だいたいどこかしらのオクロックをまたごうとするときに突入する今日の星占いのコーナー。あれの強制参加させられる感じをもうちょっとどうにかしたい。占いを見るかどうかを選択させて欲しい。

わたしは別に占いをそんなに信じるタイプの人間ではない。血液型による性格判断も科学的には何の根拠もないため、全く信じてなどいない。だから理不尽にB型を嫌いになることなんてない。そりゃあだってB型だけ圧倒的に不利な判定結果ですもんね。血液型診断を生み出した人は確実にB型ではないと言い切れるぐらいB型は不利に感じる。血液型診断においてB型って何か良いこと言われていたっけ?

とはいえ、こんなことを書きながらも、深層心理のどこかでは少なからず占いを気にしている部分があるとは思うのだ。B型って聞いたときに毎度、ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ『自己中心的なんかな』という思いがわたしの頭をよぎっているのかもしれない。それと同じで、朝の星占いで12位の判決を受けた際に「いや別に気にしてへんし」と独りごちたはいいが、心の奥底では少し不安になっているのかもしれない。ていうか、なっている。わざわざ独り言を言ってる時点でなっている。これに関してはなんかザワザワする、胸の奥が。だからやめてほしい、勝手に占うのは。倒置法の連射。

そもそも見る番組によって順位が違うのだから、星占いなんて当てにならない。と言いながらも気にはしている。順位の悪かった番組とは別の番組にチャンネルを変えて、良い順位かどうかを確かめている。『「今日は人を誤解させてしまう日かも・・・」とか言われても、その危険性はいつの日も孕んでるやろ』と言いながらも気にはしている。今日の会議、気持ち丁寧に説明しようとか考えている。『「ごめんなさい、今日の12位は牡羊座のあなた」って、なに勝手に占って謝ってくれてんねん。知らんし。どうでもいいし。全然気にしてないし』と言いながらも気にはしている。『その、12位作る必要ある? ランキング形式やめて、みんなそこそこいい日ですよみたいな感じでいいやん。そこなんでそんなシビアにするの?』と、運動会に順位なんて付けなくていい、もともと特別なOnly One的な、異常なまでに公平性を求める父母みたいな考えを星占いにまで持ち込もうとしている。

だからね、もうやめようよ星占いは。別にそんなに信じてないけど、なんか気にはなるから。ちょっとソワソワするから。それに言ってなかったけど、自分はA型で神経質なところもあるし。勝手に見なければいいではないかと言われても、なんだかんだで見てしまうから。見ちゃうから。


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