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【コラム】ランク戦の環境について

はじめに

百鬼異聞録のランクマッチの環境についての記事です。
強い人との真剣勝負が楽しいモードですが、他方でメタが回りにくくて面白みが少ないとの意見もあります。その理由の一部を百聞牌と百鬼異聞録の関係から見てみようと思います。

百聞牌と百鬼異聞録の関係

日本語版のアプリである百鬼異聞録は、中国語版の百聞牌の日本ローカライズ版です。新弾や調整などのアップデートは百聞牌→百鬼異聞録という順番に1か月遅れくらいで来ます。

百聞牌と百鬼異聞録の環境

百聞牌では2021年の12月末に新弾が実装されました。
この時点では百鬼異聞録では新弾が未実装です。

上位ランカーのデッキ使用率の推移を白黒童子デッキでみていきます。白黒童子デッキはOTK寄りのデッキです。白黒童子を育てつつ、残り2枠の式神で時間稼ぎするスタイルが強い印象です。アグロに弱くコントロールに強いのが特徴です。

2021年12月第5週版

2021年版12月第5週版は、白黒童子デッキは環境に2種類ありました。
両面仏金魚型と、サマさんが記事を書いた両面仏白蔵主型、この2つです。
他方で、白黒童子は勝率が50%を切っています。

2022年1月第1週版

2022年1月第1週版では、白黒童子の勝率が50%以上になっています。一方で、デッキタイプは両面仏金魚型だけになってしまってます。

この理由ですが、
・白黒童子デッキが得意なコントロール寄りの青縁やLOが環境に多い
・白黒童子が不得意とするアグロが環境のトップメタである
から、と考えられます。

そのため、アグロに狩られにくい両面仏金魚型がデッキタイプとして生き残ったと思われます。(白蔵主型も頑張ってほしかったです。)

このように、新しいカードや調整が、百鬼異聞録より1か月先行して百聞牌に来て、そこで環境解析が先行して行われています。
一般的に、デジタルカードゲームは環境解析のスピードが速いですので、百鬼異聞録に1か月遅れで来るアップデートは、百聞牌のかなり進んだ環境解析結果と一緒に来ることになります。
具体的には、カード評価がある程度固まって、メタも一巡して落ち着いて、環境解析でオリジナリティを出す余地が減った状態で来ます。
これが百鬼異聞録でメタが回りにくいことの一因になってます。

まとめ

デジタルカードゲームカードゲームの特性上、1か月遅れでアップデートが来ることで、環境解析の楽しみが減ってしまってるのは残念な部分があります。翻訳や不具合対応もありますので運営さん的にはしょうがない部分もあるのかもしれません。

一方で、百鬼異聞録は陰陽師系列のゲームで、カードゲームが未経験の人も多いです。そういうライトユーザーにとっては、ある程度決まった状態でくるのは親切だと思います。

課題な部分はありますが、良い部分もあります。
ですので、一概にどうって言うのは難しい気がします。

problem ( 解決すべき課題 )
というより
issue ( 話し合うべきトピック )
に近い問題なのかもしれません。

おしまい

参考

2021年12月の第5週の週報
https://www.bilibili.com/read/cv14654968?spm_id_from=333.999.0.0
2021年12月の第5週の週報
https://www.bilibili.com/read/cv14654968?spm_id_from=333.999.0.0

上記はこちらは12月第5週版です。

2022年1月第1周周报
https://www.bilibili.com/read/cv14747565?spm_id_from=333.999.0.0
2022年1月第1周周报
https://www.bilibili.com/read/cv14747565?spm_id_from=333.999.0.0

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