老いたくない①

年をとりたくない。

いや、年を取ることが怖い、の方があっているかもしれない。
死ぬのが怖い、とも違う。
すでに、体の変化や衰えを感じる。
どんどん、自分より若く秀でている人が出てくる。
これでも今は、可能性に満ち溢れている。と思う。
それがやがて、できないことが増えていく。
変わることができなくなっていく。
可能性は閉ざされていく。
最後は食べるのも排泄も一人でできなくなっていく。

右肩上がりの成長曲線は、どこで横ばいになり、そして、下降していくのだろうか。
どことなく、焦る。
よく人生が四季で例えられるけど、百年だとしたら、今は初夏くらい。
青々と、いたい。

今日、大切な人の身内のお通夜があった。
多くの人が来られたそうだ。
亡くなった時、その人の生き様と、人に注いできた愛が表れるのかもしれない。

イエス様が死んだ時、弟子たちは周りにいなかったなあ。
いたのは女性たちだった。
愛された、愛してもらった。
女性たちはその実感があったのだろうか。

死んだらどうなるのだろう。
死ぬってなんだろう。
天国ってなんだろう。
死後の世界はある、と語っているのに、いまいちわからない。
教会ではこれから葬式が増えていくだろう。
葬儀の時、一体何を語ることができるのか。

その前の、老いの問題に直面している。
年はとってもいい、でも、老いたくない。
受け入れるしかない、のはわかっているが、そういうことではない。

どんな年の取り方、老い方ならいいか。
それなら考えられるかもしれない。
つづく?


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