好きなものを語る②

学生時代からの相棒−ツナマヨおにぎり

1.はじめに　
皆さん、好きなおにぎりの具はなんですか？
色々な種類がありますが、その中でも私は、ツナマヨネーズが大好きです。
[好きなものを語る]シリーズ第二弾はツナマヨおにぎりについて気の済むまで漕いていきたいと思います。内容的には、毒にも薬にもならないお話ですが、読者の方々に楽しんでいただければ幸いです。では本編へ！
2.出会い
その日は、夏の蒸し暑い昼頃でした。その日は、午前中のみの授業予定でした。いつもならこの後お弁当タイムなのですが、事前に予定がわかっていたので当然、持ってきていませんでした。その日は、特にお腹が空いていたので、電動車いすのスピードを最大にして学校から家まで戻りました。当時は普通のマンションに住んでおり、正面玄関(エントランス)へ続く階段を一人で乗り越えることは不可能でした。なので、マンションの前までたどり着いたら、母に携帯電話(ガラケー)で電話をするのがいつものパターンでした。
この日も、いつも通り連絡を入れようとケータイを覗くと、１件のメール通知がありました。[まさか…]夏の日差しで暑いはずなのに冷や汗が思いっきり出ました。（笑）
悪い予感は当たっていました。[買い物で帰りが遅くなるから、ゆっくり帰ってきて！]何気ない文面でいつもなら、なんとも思わないものでも、この日ばかりは、ハシゴをはずされたような気分になりました。
約10分後、母が買い物から帰ってきました。なんとか力を振り絞って階段を上がり、無事に食卓(いつも座る場所)までたどり着きました。
一体、何が出てくるのか、いつもより前のめりに待ちました。そして出てきたのが、ツナマヨネーズが中に入ったおにぎりでした。[なんで今日に限っておにぎり、しかも鮭じゃないんかい！]今日、1番大きな声でツッコミました。もちろん心の中で（笑）
3.ツナマヨおにぎりのここが好き−とにかくバランスがいい
母いわく[時間がないから今日はおにぎりを買ってきた]とのことでした。[お母さん…鮭はどうしたの？]私がそう聞くと、一言[無かったから昆布とツナマヨネーズの2つにした。]と言われました。分かっていた答えではありましたが、いつも選んている具がないと寂しいものです。やっと食事にありつける安心感と少しの寂しさを同時に味わいながら、昆布の入ったそれを早々と食べ終えました。そして、お茶を飲み、口の中をリセットしつつ、ツナマヨおにぎりの袋を開けました。［本当にこの組み合わせをおにぎりにして大丈夫なのか]と恐る恐る口に運びましたが、食べた瞬間に好きになりました。
海苔の食感、ツナとマヨネーズの塩分など全てにおいてバランスがいいと感じました。元々、魚が好きなこともあって、とても美味しく感じました。
その日以来、コンビニ等でおにぎりを買うとき、どれか1個は、必ずツナマヨネーズが入ったものを選んでいます。ただ単にご飯の上にツナマヨを乗せただけではだめです。海苔の食感と風味＋ツナマヨの塩分、これらが1つでも欠けてはだめなのです。おにぎりだからこそ美味しく感じられると私は考えています。
4.ツナマヨおにぎりのここが好き−いつでもどこでも変わらぬ味
旅行などで長い間、慣れない土地にいると[家のご飯が食べたい]とか[いつものあの味が恋しい]なんて思ったことはありませんか？そんな気持ちを優しく包み込んでくれる。安くて美味しい食べ物、それが…ツナマヨおにぎりなんです。!
ここまで読んで[いやいや、鮭とか昆布でも変わらないでしょ]と思ったそこのあなた！…騙されたと思ってよく噛んで昆布や鮭が入ったおにぎりを食べてみてください！味が微妙に違います。
まず、昆布は、場所によって地元の名産品や特別な出汁を入れている場合があります。もう一度言いますね。‥よく噛んで食べてみてください！
続いて鮭ですが、同じ名前のおにぎりでも味がが違います。では、それはなぜか、使ってる部位によって油のノリなどが違うためです。店によっては塩控えめなところもあったりします。まだ疑ってますね！？…しつこくて申し訳ありませんが、騙されたと思って(中略)。だいたい10回くらい噛めば見えてきます。（笑）
ここまで読んで[コンビニがあればどこでも同じ味が食べられるのでは？]と苦笑いした人へ…そう思うのはあなたの自由ですが、コンビニが近くにないような。例えば山の上のほう(携帯の電波は圏外)で長期間宿泊した時、あなたは、{いつもの味}を我慢できますか。欲しいと感じたときにはもう遅いんだぜ？（笑）まぁそんな場所には、ツナマヨおにぎりも無いんだけどね(苦笑)
5.終わりに
今回も、好きなものを気の済むまで語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。もしよければ［スキ］＆フォロー、コメントお願いいたします。
次回もお楽しみに！