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仔猫あずかり、はじめました

ワンコが里帰りして約4カ月。リツイートでみた募集をきっかけに、仔猫あずかりのボランティアの問合せをしたのが先週。一昨日から、仔猫預かりが始まりました。生後1カ月半くらいのオチビが二匹。男の子と女の子の兄妹です。なんで預かりボランティアをすることにしたのか、というのを書いておきたいと思います。

預かりボランティアどころか、自分の意志で動物を飼う日が来るとは思いもしなかった私。溢れる愛を体感していたワンコですら、引き取ろうと言ったのは(動物が好きじゃない)父で、私は最後まで反対はしなかったけれど、賛成でもなかったくらい。その前にいた猫は弟と母が決めて飼ったし、動物をたとえ短い期間とは言え、自分の意志で決めて預かることにするとは、人生は分からないものだな、と思う。

預かりをやってみようと思った理由は大きくいうと3つある。

ひとつは仕事の都合。来年から恐らく劇的に暇がなくなるし、体力的なこともあって圧倒的な手間と注意力の必要な赤ちゃん(動物であっても)と暮らすなら今がタイミングかも、と思ったこと。それから、ちょっとした時にサポートしてくれる家族がいることで、最後が住居。うちは純和風な家で動物がいると驚かれる造りなんだけど、なんとなく今なら動物がいても大丈夫かな、という雰囲気になってること。

一番、大きかったのは数年前から体や成長について学んでいる中で、猛烈な成長期の動物と暮らせるものなら一緒に過ごしたい、という気持ちが少し前からムクムクわいていたことで、今回はなにがきっかけか、それを自分の意志で実行してみよう、と決めるに至ったのだった。最近、周囲に小さい子どもがいる人が増えて、一緒に過ごしたりそれぞれの子の成長の経過を見守ったりしているんだけど、それに触発されたのもあったと思う。なんせ、今、仕掛けている仕事が本格稼働したらしばらくはそこに没頭になるから、思いついたことは思いついた時に、というのがあった。

とは言え、ほぼ一日中、目を離すことができないような小さい命を預かることには不安と恐れもあった。できるかな、という気持ちの中には預かった子が健やかに無事に育つサポートを満了できるか、ということの他に、里親に行った先で恥かしくない状態になるかな、という余計な(本当に余計な!)エゴもあって、こんな気持ちではとうてい預かりはできないと数日、グルグル考えたりもした。

そう。預かりをやる、ということを具体的に考えてはじめて気がついたんだけど、普通に飼う時は一生面倒を見られるかな、というのが課題なわけだけど、預かりというのはしばらくしたら別の人の家族として迎えられていくわけで、健やかに健やかに育って引き渡す、という別の責任が発生するのである。

するとつい、自分の評価みたいなものが湧いてきて、ちゃんとできるかなーという余計なことを考えてしまっている自分と向き合うことになった。

でもそれは完全に不要で。そういうことをするといろんなことが捻じ曲がる。やる?やらない?できる?できない?赤ちゃんという素直な存在を預かるってこういう面ではキツイな、この作業なくして出産もキツイな(私は出産してないので)と自分を振り返りながら数日、迷い、家族に相談、反応を見て『よし、アクセスしてみよう』と決めた。

そう。仔猫っていつでもいるわけじゃなくて、預かる必要のある子がいて初めてボランティアができるのだ。まずは問い合わせてみてから。やりたいと手を挙げるのは私の意志だけれど、縁があるかどうかは分からない。

ということで、ちょっとドキドキしながら募集団体に電話してみた。それが先週の話。

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