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3歳男児連れで台湾リゾートしてきた【序】

2018年の5月。ゴールデンウイークに台湾リゾートへ行きました。
(念のため、この記事はいままでの旅のおさらいや台湾リゾートへ行く理由、準備などを書いたもので最後まで読んでもまだ出発しません)

長年フリーランスをやっていると「ゴールデンウイーク」は混んでるから出かけない。仕事する」みたいなのがお決まりになっていたんですが、子どもができて保育園ももう3年…。祝日は保育園がお休みだから仕事できない。強制休暇。じゃあ旅行とか行ったらいいんじゃん?
と思うようになり、ゴールデンウイーク旅行へ行くことに致しました。

息子は3歳。そろそろ彼に「海」と触れあったりしてほしいな。
と思ったのですが、私…日光が大嫌いなのです。
忘れもしないぜ中2の沖縄久米島家族旅行…。あの頃「子どもを日に焼かない」という文化はなかった。強い日差しになんのケアも防御も無く、日差しに当たった瞬間「いったーーーい」と感じる、刺すような日差しの下に連れ回されたあの旅行。当然海に日焼け止めも上に着るTシャツもナシで連れて行かれて、真っ赤に日焼けして地獄を見た。
「もうぜっっっっっっったい日に焼かない」と誓って、高校生時代から長きに渡り日常生活で日傘を手放さない生活を送ってきた私です。

当然海なんか、リゾートなんか全然興味ない。日差しで目がやられる! 暑いの嫌い! というわけで、自分の意志で沖縄に行ったときも、ハワイに行ったときも「キャディさん?」って感じの完全防備。帽子、長袖パーカー、サングラス。そんな人生でした。

んが、まあ、それが原因で息子が海に触れあったことが無い人生になるのは申し訳ないなあ、海はしょっぱいということを知ってほしい。と思い「そろそろ海に行ってもいい」とパートナーであるノダDに言った。
…ら、ノダD大喜び。彼はリゾートで何もせずビールを飲むのが大好きな男であった。私と一緒になってからリゾートは諦めていた。だって私が海が嫌いだから……。

で、色々考えた結果「我々の大好きな台湾にあるというリゾートに行くのはどうだろう」となった。私はリゾートはそんなに興味ないけど、台湾の夜市が好きなのです。夜市、好きだよ夜市! そして台湾の最南端の墾丁(ケンティン)には夜市もビーチもあるっていうじゃないですか! 白い砂浜、そして、台湾の屋台飯!!!!! それなら私も盛り上がる! 行こう! 墾丁!

我が家はいつも「エアはノダD」「私がホテル」という役割分担。ノダDがタイガーエアの高雄便の比較的安い日程を選び出し、今年のゴールデンウイークは1日、2日の平日を休んで(ちょっと安かった)1日〜5日の4泊5日の高雄・墾丁旅行ということに決まった。

我々は子どもが生まれてから4回目の台湾となる。初回、2回目は台北。3回目は新竹・台南・台北(新幹線旅行)をやった。そして今回は初めての高雄と墾丁……なんだけど。意外と情報少ない。ガイドブックも「台北」「台北以外」っていう感じになっている。なので、高雄のオイシイ物スポットはネットでノダDが調べて、墾丁へのアクセスとか墾丁情報は私が調べた。

適当にググって読んでいた「墾丁は高雄の高鉄(新幹線)の駅から高速バスで1時間半!」とか言う情報を信じてギリギリまで適当にしていたけど「高鉄・高雄」の駅は無かった…。え? なかったっけ?!(去年乗ったけど台南までだったので知らなかった) よく調べたら高雄の高鉄の駅は「新左営」だった。知ってる人にしてみれば、当然のことだと思うのだけど、知らなかったので「高鉄に高雄駅ないじゃん」ってなった。
「新左営駅」からは墾丁行きのバスはじゃんじゃん出ていた。ちなみに台湾国鉄は墾丁まで行ってないので基本的にバスでしか行かれない(タクシーという手もあるけど…)。バスの時刻表は「新左営 墾丁 バス 時刻表」でググったら出ました。ありがとうインターネット。

墾丁について調べていると、やたらめったら「海角七号」という映画の話しが出てくる。この映画は10年くらい前に台湾でめちゃくちゃヒットした映画で、墾丁とその隣の恒春が舞台になっているということだった。
へ〜そうなんだ…と思った私はついつい「どんな映画なのかな」とYouTubeに300円払って見てしまった。

60年前の台湾人と日本人との悲しい終わりを迎えた恋愛が、恋文となり台湾に届いたが昔の住所なので宛先がわからない…。都会で挫折して田舎に帰ってきた青年が、挫折感を払拭できないまま郵便配達員として働く中でその手紙をみつけ、60年前の恋文が現代の台湾と交錯しながら、主人公の台湾人青年と、うら若き日本人女性との恋愛模様を描く…。

みたいな話しだったんですけど、正直「台湾人ならわかる何か」がいっぱいある感じの映画で「え?!」「ああ」「あー?」「うーむ」という感じの、なんかわかったようなわからないような…というのが正直な感想でした。でも、墾丁と恒春が台北とかに比べてすごく田舎だっていうことと、そこに暮らす若者と大人、老人などが様々な葛藤を抱えているんだな〜ということが描かれてて、行く前に見る映画としてはよかったんじゃないかと思います。ヒロインがずっと怒ってて怖かったけど…。台湾人は日本人女性はおしとやかだと思ってるっていうブログを読んだ後だったので「ずっとプリプリ怒ってる日本人女性」がヒロインっていうのも結構衝撃だった。でもやっぱり全然知らなかった墾丁に対して、親しみがアップしましたよ。

さて子連れで4回目の台湾です。
前回のあらすじっぽくどんな旅行だったか書いてみます。

1回目が1歳2ヵ月(台北)。
息子は自分の意志はそんなにないので、好き勝手連れ回せた。ベビーカーも持っていったけど、台北の街はそこまでベビーカーは大変じゃなかった。
子連れ海外、いけるじゃん! と思った1回目。詳しくはマンガでどうぞ!

「ボンクラ隊が行く! おいしい台湾 食べたいわん」
(イースト・プレス)
 単行本(¥1,295) Kindle版(¥1,155) 

2回目が2歳2ヵ月(台北)。
地獄の2回目。息子は自分の意志が出てきているけど、まだうまく言葉が話せない。いわるゆイヤイヤ期である。1歳のときは積極的に色々食べてくれたのに、超偏食になっており、どこへ行っても「白飯+ゆかり」を食べることに(我々にとっては命のゆかりペン)。
そして2日目に熱を出し、海外旅行保険を使って初海外クリニックを経験した…(入っておこう、海外旅行保険!)。台南に行く予定をキャンセルし、台北のホテルで缶詰。旅行は子どもが喜ぶことを組み込まないとダメだと痛感。こういうトラブルのときには問題が発生しがちで、離婚もチラつく夫婦ゲンカが勃発。「おまえとは二度と旅行に行きたくない」となる(積年の不満が爆発)。子連れ旅行にしろ、夫婦関係にしろ、反省の残る回となった。

3回目は2歳7ヵ月(新竹・台南・台北)。
前回があまりも酷かったため、リベンジ旅行。子ども優先で台湾の動物園ホテル「レオフーリゾート」へ。動物好きな息子はワオキツネザルに餌をやるために大嫌いな帽子も被り、手袋も長靴も履いて餌やりをしたり…息子の成長を見られた。そして息子の人生初めての新幹線に乗って、台南へ。台南ではオイシイ物を食べ(息子は相変わらず白米+ゆかり)つつ、息子は「WHY AND 1/2」という台湾の子供服ブランドにハマり、帽子、リュック、ズボンなどを購入。その後、その帽子を1年中かぶり続けるなど、息子にとっても得るものの多い旅行となった。ちなみに、前回の夫婦ゲンカの原因であるノダDの「悪癖克服」は成功し初めての「イヤな思い出が一つも無い」旅行となり、「今後も一緒に旅行に行ってもよい」となった。

そしてそんなこんなの台湾旅行4回目。
(シンガポール旅行も今年の1月に敢行)
さて、今回も無事に楽しく家族旅行はできるのだろうか。

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