アウディシオ神父様の宗教科カリキュラム7「友情から勉強へ」

前回までにご紹介したように、カトリック学校に入学した中学1年生の生徒たちは、アウディシオ神父様の宗教の授業で、神父様と、聖書の言葉を仲立ちとして、クラスメイトと親しくなります。

親しくなった後に、宗教の授業のマナーについての「約束」をします。
「約束」を理解したら、自分で約束をする、という意味を込めて、「署名」をします。

この方法は、essential agreementという考え方と同じであると言えます。
essential agreementとは、学習者と教師が授業のルールを一緒に考えたり、共有したりして「約束」とする考え方です。
教師が一方的に指示するのではなく、学習者が、授業のルールを構築する過程に参加することで、学習者の主体的な学びを促します。
神父様やクラスメイトとの親しい関係が結ばれた後に、ルールについての活動をすることで、授業のルールを「守らなければならないきまり」というより、「相手を大切にするための約束」と捉えることができそうですね!


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