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イエスさまの言葉を言ってみよう「徴税人ザアカイ *S先生の授業実践紹介

実践例:小学校3年生 1時間扱い
本時の目標:『徴税人ザアカイ』(ルカ19・1-10)の話を通して、自分から友になるイエスさまの姿に気づく。


授業の流れ:
始まりの説明
今日、これから紹介する話を聞くと、イエスさまがご自分から進んで声をかける姿があり、私たちも自分からできると良いなときっと思うことでしょう。ですから、今日のテーマは「自分から友になる」です。

紙芝居『ザアカイ』(ルカ19・1~10)を読む
電子黒板で投影し、実際の紙芝居も使う。

読後に、
ⅰ)徴税人の仕事について説明を行い、周りの人たちの反応がわかる。
・税金を既定の額以上で徴収し、その差額を自分の懐に入れ、私腹をこやしていたので、ザアカイは周りから嫌われていた。
・税金は国の公共事業(道路を作ったり、橋を架けたりすること)、健康や福祉のために徴収するもの。だから、全国民から少しずつ徴収している。
ⅱ)一番心に響いたところ、心に残っているところは何ですか。へえーと思ったり、なるほどねと感心したりしたところを話してください。

ペアトーク

・ペアトークを行った後に全体での分かち合い(発表)→「4倍にして返すことは、イエスさまを信じたことだ」「わざとイエスさまはザアカイから見えない所にいた。だから、ザアカイが木に登って見ることによって、話しかけるチャンスがない」「最後にザアカイが優しくなって、4倍にして返す」などなど。

聖書テキストとイエスさまの言葉
・紙芝居を見たので、話の大体は分かったでしょうから、聖書の話をプリントにしましたので、イエスさまがザアカイを呼ぶところを注目してみましょう。
・「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」に下線を引かせ、各自で音読練習をする。全体でも3回ほど音読する。
・この言葉は誰が誰に言った言葉ですか。→(イエスさま)が(ザアカイ)に言った。
・ザアカイはその時、どこにいましたか。→「木の上」
・模型の木(劇で使うようなもの、なければある柱を木に見立てても良い)に向かって、イエスさまになって言ってみましょう。希望者を募る。一人ずつ言わせる。
・言ってみてどんな感じだった?→「ザアカイはびっくりしたのではないか」「神から離れている人を多く救いたいと思った」「ザアカイは嬉しかったと思う」などなど。
・ザアカイとして聞いていた皆さんはどう感じた?(実は、イエスさま役以外のクラスの皆は教師も含めてザアカイとして聞いていることになる)→「とても嬉しかった」「ザアカイが返事を返せばよかった」「素直になった気持ちが分かった気がする」などなど。

イエスさまってどんな人だと思う? 
各自でノートに書く。

終わりの祈り
「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」を唱える。

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