アウディシオ神父様の宗教科カリキュラム8:「勉強Ⅱ」「まとめⅠ~Ⅳ」(中学1年生1学期)

1学期をかけて、中学1年生の生徒たちは宗教の授業担当者である神父様と親しくなった後、前回の記事でご紹介したように、生徒たちは授業のルールについて、神父様と「約束」をします。「約束」を守ることができなかった場合についても、神父様は生徒たちの意見を聞きながら、一緒に決めていったようです。

1学期の学びのまとめとして授業の「約束」について考えたら、期末テストを迎えます。

神父様は、1学期に学んだことをポイントを生徒たちに予め提示した上でテストを実施し、生徒たちのテストの結果から、自分の授業やテストについて振り返っていました。

1学期のテストの結果や成績についても、生徒たちと一緒に確認する機会を設けています。

神父様のテストのやり方は、宗教科に関わらず、他の教科のテストや評価について、考え直すきっかけを提供しています。

私たちは、何のためのテストをするのでしょうか?学んだ内容について、生徒に考えてほしいからでしょうか。生徒の知識を試すためでしょうか。成績や評定をつけなければならないからでしょうか。テストや評価は、生徒たちの学びにいかに生かされるのでしょうか。

神父様の試験の方法から、カトリック学校での「評価」のあり方について考え、いろいろな教科の先生方と、話し合ってみませんか?


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