外国人労働者と共存する企業が生き残る理由。

コンビニエンスストア、ファーストフード店、牛丼チェーン、ファミリーレストランなどなど、都内の店舗で外国人労働者が店員として多く働いている。むしろ日本人の店員がいないなんてことも多々ある。
都下や地方に行くと、まだ地元の学生やおばちゃんなどが店員として働いていることがあるが、23区ではもう店員のほとんどが外国人労働者である。

この間、マクドナルドで感じたことがある。
外国人労働者が2020年の日本を救うのではないかと。

私は、深夜のマクドナルドに来ていた。
マックシェイクとハンバーガーを買って家で食べようとしていた。
店内はそこそこ客入りが多い。
そのうち、半数は外国人の客である。
また、店員もほとんどが外国人労働者だった。

私は注文をするためレジに並んだ。
私の前も、その前も外国人の客だった。

レジの店員は英語で元気よく、しかも『神対応』で対応している。
(私は、やっと英語が話せて、店員も嬉しくなってるのかな、とかわいく思っていた)

前の外国人が注文を終えた。
日本人店員が商品を用意して、番号でその客を日本語で呼んだ。しかし反応がない。
何回も日本語で呼んだ。
けど、反応がない。

痺れを切らした外国人店員が英語で
その客を呼んだ。一瞬で客は商品を取りに来た。
やっぱり言語の障壁が、客と店との間にあるんだ、と感じた。

私の注文の番になった。
外国人店員は今度は日本語で『神対応』をしてくれた。

私はびっくりした。

1つ前の客は英語で、『神対応』、
私には日本語で、『神対応』。

私は衝撃だった。
あなたはここで働いている場合ではない、
もっと言語力を活かせる仕事をしたほうがいいと。

それぐらい感動した。

やっぱり外国人店員と共存している日本企業は強い。
言語の障壁をなくしてくれる。
第二言語という概念がない日本にとっては
彼らと手を組まないなんて、こんな損なことはない。

日本でオリンピックが開かれる、
外国人観光客が日本に合わせて、日本語を使ってくればいい、と考えている日本企業は多い。

それは大きな間違いだ。

言語の障壁は甘く見られるが、
かなりの障壁だ。

外国人労働者を多く雇っている企業はやっぱり強い。

外国人労働者と共存して仕事をすることこそ、
新たな価値が生まれると思った出来事だった。

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